2019年楽しかったパーティ

フライヤーを見返すとだいたいどのパーティも楽しかった記憶があるし、とはいえ年の前半のパーティはどうしても鮮度が落ちてしまっているのだけど、今記録しないで完全に忘れてしまうのも嫌だなと思ったので書き留めておきます。

 

 

 

3/10 SOMETHINN @Circus Tokyo

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大阪のjuke/footworkパーティSOMETHINNが復活した2019年。SOMETHINNはジュークを軸にいろんな音に会えるのでとても信頼してるパーティです。とりあえず行けば間違いない感がある。

この日はDJ PAYPALが上げ倒してたのと、PICNIC WOMEN×ファラ神先生のB2Bで踊りすぎ、体内のアルコールがすっかり抜けたのでした。アルコールが抜けるパーティはよいパーティだと思う。

 

8/18 TECHNOWOLF Summer Rave '19 @forestlimit

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ファラ神先生とOyubiくんのB2BユニットTOKYO GHETTO WARRIORSが爆誕したのがこの日でした。おゆびくんのDJ中にファラ神先生が乱入したんだっけ?ファラ神先生、APOSTROPHYの時もYUMYちゃんのDJに感極まって乱入してたな。笑

あと、初めて見るLittle Dead Girlさんがレイブぶちかましてて頭がヘンになりました。夏だし、みんな速くて、お寺の境内で夏祭りしてるみたいな詣で感があった。こういうプリミティブな連帯から信仰心は生まれるのではないだろうか……(マジで)

 

8/31 TYO GQOM @forestlimit

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2019年はGqomでたくさん踊った年でした。TYO GQOMは2018年から始動してたけど、なんだかんだ全然行けてなくて……やっと行けたのがこの日。

Gqomってそもそもがすごく踊れる音楽だけど(南アフリカのGqomレーベル"Nyege Nyege Tapes"の"Nyege Nyege"もざっくり言うと「もーあかん踊りたくてたまらん!みたいな感覚」っていう意味らしい)、そんな南アフリカのシーンをベースに東京のGqomシーンが確立してて7時間ずっと踊りっぱなしでした。TYO GQOMクルー、みんなDJのキャラが立ってるから全然飽きないの!

この日は南アフリカの人たちも遊びに来ていて、mitokonさんのDJで南アの人達と盛り上がり→xiangyuちゃんのライブでみんな一体に!って流れがピークだった気がします。本場の人たち口笛とかすごい煽り上手で、ちょっと現地感を感じられたのも楽しかった。今年はNyege Nyege Fes行きたい。

 

9/11 K/A/T/O MASSACRE @forestlimit

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forestlimitはアンダーグラウンドでちょっと怖々覗きに行く箱っていうイメージだったんだけど、2019年は足繁く通って、すっかりお風呂みたいに居心地のいい場所になりました。毎週水曜開催のお化けパーティカトーマサカーもよく遊びに行きました。

この日はどのメンツも楽しかったんだけど、それ以上になんか印象深くて……全部終わったあとに残った人たちでB2Bが始まったんですよね。確か0時くらいに始まったと思うけど、……ふと我に返って時計を見ると2時だった。時空が歪んでたんだと思う……。

アルコールが抜けるパーティはよいパーティって前述したけど、時空が歪むパーティもよいパーティなんだと思う多分。狐につままれた気持ち……。

カトーマサカーで出会えた音楽、ほんと山ほどあるし、毎週水曜に絶対何かしらの化学反応が生まれてるって安心感がすごい。加藤さんいつもいろんなパーティはしごしてはるし、いつ寝てるの……?

 

9/14 AUDIO TWO @Circus Tokyo

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TOKYO GHETTO WARRIORSがあらゆる現場で引っ張りだこになってますが、2人の疾走感でマジで白ごはん何杯もいけるんですよね。おゆびくんは暴れ馬よろしくクイックでつなぐし、ファラ神先生はそれを受けてよっしゃよっしゃ、て返す感じ。2人とも「やんぞ!」言うて。この日もラウンジでラストやってたけど、5時に近づくにつれて草原が見えてきて……スタフェスとか野外で6時間くらい見たいなって思いました。終わるのが嫌で「もっとやって!」って叫んだ思い出。

 

10/19 VIOLETNUDEWOMEN @forestlimit

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自分の主催パーティももちろん楽しかったです。SOMETHINNレジデントのYUMYちゃんのDJを6月のSOMETHINN@Circus Osakaで見て「東京でも見たい!」と思ったのがきっかけでした。

自分の好きな人達・好きな組み合わせを好きな箱でパッケージングできて、この日一番楽しんだのは私だったと思う。それに共鳴して楽しんでくれた人がいたのも有難いことでした。

VIOLETNUDEWOMENはこれで4回目、また気持ちが盛り上がってタイミングがうまいこと合った時に開催したいです。今年また1,2回できたらいいかな。

 

10/26 Local X6 World @WWW X

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海法さんの呼ぶ海外アーティスト、毎度毎度好きになってしまいます。おかげですっかりエクスペリメンタルシーンの虜になりました。

10月最終金曜の開催で暗黒ハロウィンの装い、1人で行ったけど011668 x S280F x vvxxiiがすごくって!とてもホクホクしました。VJも3DCGで作ったゲーム空間をぐいぐい進んでいくようで、三体世界みたい!と血が沸騰した。本当楽しくって、パーティ終了後すぐWWWを飛び出して松屋寄ってからニコニコ徒歩帰宅したのでした。

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黄色い服着てるのが私……

 

11/4 MARUYAMA MONDAY 1st Anniversary @LOUNGE NEOf:id:harpy:20200102222945j:image

月曜開催投げ銭パーティMARUYAMA MONDAYの1周年。上がるとこまで上がった日!

 

12/29 PEEPHOLE @BUCKLE KOBO

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ファラ神先生の勤める音響会社、(株)SURD主催のウェアハウスパーティ。京浜島の鉄工所跡地に本気の音響&照明を持ち込んでいて、すばらしい空間になってました。年末の工場地帯にクラブミュージックが響きわたる非日常感。クオリティがバカ高く、それでいて文化祭バイブスも持ち合わせていてとっても楽しい時間だった……。これで投げ銭っていうのも……。主催側の負担を考えると簡単には言えないけど、毎年あったら人生に彩りが加わる……。

 

 

余談だけど、真っ暗なフロアで音楽聴いて踊るのは銭湯に似た気持ちよさがある。そこにいる誰もがリラックスできて「赦されている」という感覚がある……。なので私は照明真っ暗派です。Circus Tokyoの地下の暗さが好き。これは音楽のジャンルにもよるかもしれない、TYO GQOMはあえて照明をちょっと明るめにしているらしく、確かにGqomはみんなで踊れるしコミュニケーション図れる音楽だなあとも思います。あれも嫌いじゃないです。真っ暗派なのは、長いことぼっちでパーティ遊びに行ってたからかも……。

 

それと主催側の話。主催・演者・箱・客が全員幸せになるようプランニングするのってすごく難しいと思う。誰かが身銭切るっていうのもアリだけど持続性に欠ける。

音楽パーティじゃなくてマンガのトークイベントだけど、ジュンスズキさんの「マンガのハナシ」は「チケット代に見合う付加価値の高い内容を届け、出演ゲストに十分なギャラを払う」というジュンさんのポリシーにマンガファンが呼応して"全員幸せ"を実現していて、シーンは違えど見習いたいなって勝手に思っています。マンガファンの人たちはお金を落とす慣習がわりと根付いてる気がする、連載打ち切りっていうリスクが身近にあるから……。

じゃあ音楽パーティのシーンで何ができるかだけど、楽しければお酒をちょっと多めに飲んだり、無理ない範囲で投げ銭に協力したり、もうちょっとお金を落とせるよう心がけていきたいなと自戒。あと演者側も全然ギャラ交渉していいと思います。

これはみんながそれぞれの立場で長いこと悩んできたことですよね。私、自分のパーティ始める時に「修羅の道だからやめとけ」って言われたことがあるんだけどそういうことだったんだろうなって。各人の「やっていき」によってなんとか成立していることだから、ちょっとでもアシストできたらいいなって思います。

そのフロアの楽しさに素直に!

(でも、爆上がりして我を忘れて踊るのはちょっと直したい……もっと冷静に聴けるようになりたい)