中国・香港ツアー記録⑤ ビザ問題~anlin is GOD~深圳へ

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7/24 ビザ問題

シングルビザであるがために中国→香港→中国の再入国ムーブができないのでは?という疑惑が浮上した我々。それはやばくない?と、もうすっかり深夜だったけど香港のオーガナイザーであるanlinに相談DMをしてみた。

翌朝返ってきたのは、「香港人や中国人ならビザ不要で簡単に行き来できるんだけど、日本人だとまた違うのかも」という返事。わかんないよねえ~。。ネットには当日朝に香港の入境検査場に並べば深圳エリア限定で入れるという情報もあったけど、確実かわからない中で帰国日にそれをやるのは流石にリスキー。とりあえず腹ごしらえに出かけた。

牛肉麺

ホテルのすぐ近所にあった牛肉麺屋さん。その後お散歩へ。

コナン

ぼっちちゃん

CLAMP!!!!!!CLAMP!!!!!!!

でかいユニクロCLAMPのUTがでかでかと展開されててテンションが爆上がりになるレイアース世代。ありがとうございます……。

スタバの2階から

anlin is GOD

この日は深圳への移動日で夜まで予定がなかったので、スタバでカフェラテ飲みながらだらだらと時間をつぶしていた。SIMカードの通信量が上限12GBを使い切りそうだったので(フリーWiFiだとTwitterInstagramにアクセスできないので必然的にSIMカードを使いまくることになる)チャージ方法を調べたりなど。それと航空券をHIS経由で買っていたので、HISのオフィスに行ってビザ問題について聞いてみようか?と話したり。そうしているとanlinからDMが入った。

"Are you guys in shanghai atm? I'm currently in shanghai"

!!えーじゃあ会おう!とHISのオフィスへ行こうとしていることを伝え、そこで集合することにしてタクシーに飛び乗った。

anlinについてもう少し詳しく紹介すると、彼女は香港のコミュニティラジオ・HKCRで"The Footwork Program"というJuke/FootworkのDJ mixプログラムをオーガナイズしている。私もOyubiの紹介で5月にmixを提供したことから仲良くなり、今回中国ツアーの話を聞きつけて香港のパーティにも呼んでくれたのだった。

hkcr.live

soundcloud.com

目的地のオフィスビルで合流。実際会うのは初めて!(オフ会!)HISのオフィスには日本語を話せるスタッフもいたけど、のっけからanlinが中国語で全部聞いてくれた。そこでわかったのは「HISではビザについてはわからない、入境管理局で聞くのが確実」ということ。入境管理局の住所を聞いてオフィスを後にした。滞在時間、わずか5分。たぶん私達だけで日本語で聞くよりもずっと手っ取り早かったと思う、助かった……。anlinについていく形で地下鉄に乗り、入境管理局へ。

地下鉄のきっぷ

どーん

中は日本の中国ビザセンターと同じような、銀行窓口みたいなブースがずらっと並んでいる造り。窓口でもanlinが全部中国語で聞いてくれた。結論としては、「やっぱりシングルビザじゃ無理」。無理確定!Yvonneの懸念は当たっていた。計画変更して香港発の帰国チケットを取り直すことに。元々取っていた深圳発のチケットを払い戻しできなかったのがちょっと痛かったけど……。しかし、前夜にYvonneの忠告がなく、この日にanlinがたまたま上海にいなかったら、この旅はもっとハードモードになっていたはず。助かった。まじで神。anlinにYou're GODって言いまくった。

ホテル近くに戻ってきてお茶しばきタイム。香港の人はめちゃめちゃネイティブな英語を話すので会話が大変だったけど、それでも「フットワークのプロデューサーで一番好きなのは誰?」みたいな話でちょっと盛り上がった。香港でのパーティがどんどん楽しみに!

神と記念写真

深圳へ

神と別れて地下鉄に乗り(神はホームまで案内してくれた、まじ神)、上海浦東国際空港へ。深圳に向かいます。

22時半発予定の飛行機が台風で全然飛ばなくて2時間ほど待たされたけど、深夜遅くになんとか深圳着。深圳Oilのオーガナイザー・DJ86beibeilonが夜遅いのに待ってくれていた。次回は深圳編です。

 

続きます。

中国・香港ツアー記録④ Ican Haremと初対面~おじいも踊るBaihui Radio~上海のクラブ事情(ALL、Heim)

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7/23 Ican Haremと初対面

上海2日目。前日SYSTEMに来ていたIcan HaremとPinky Gurlがやっているブランド・FUTURE LOUNDRYがちょうど上海でポップアップを出していたので覗きに行くことにした。

www.instagram.com

 

これはホテルのスタッフルームにいたラブリーな猫

ホテルからゆっくり歩いて20分くらい。ホテルがあったALL付近のエリアは洒落た建物が多いし木々が生い茂っていてちょっと代官山的な雰囲気?いい感じに落ち着いていた。

この建物は夜にも行ったんだけど、奥に進むとHeimという箱があった。手前の黄色い花?稲?は新装開店の飾りみたいで、ここの他にもちょいちょい見かけた。稲なのか?

 

上海の繁華街、Huaihai Road(淮海路)。niko and...って日本だとほっこりゆるふわでイオンとかによく入ってるよねってイメージだけど、中国では店舗がやけにでかかった。このどでかい交差点の一角に戦艦店を構えてるのは結構驚き。そして目当てのポップアップはこの写真の向かって左側のモールに入っていた。

 

会場のSavvy.755

この会場にはFUTURE LOUNDRY以外にも色んなショップが入っていた。ぶらぶらと回ってみる。かなりY2K!という感じでだいぶ好みだった。

FRUiTSにeggにKERA

FUTURE LOUNDRYのブース

そしてFUTURE LOUNDRYのブースにてHaremと初対面。TYO GQOMのビンゴさんのことやIndus Bonzeさんのことを話した記憶がある。ビンゴさんのことはHabaneroって呼んでいた気がする(HABANERO POSSEだから)。笑 Indus BonzeさんとGabber Modus Operandiは9/2に名古屋での共演が決まっていたので、すごく楽しみそうにしていた。Indus Bonzeさんは北海道在住なんだよと伝えると、めっちゃ北やん!と驚いていた。

皆で記念写真。左端にいるのはKilo Vee。この日はケイトくんとモロさんのラジオ出演があり、そのラジオプログラムのレジデントが彼だった。

服も物色

服もどれもめちゃくちゃ可愛かった……。グリーンのキャミソールを購入。余談ですが、ちょうど先週Gabber Modus Operandiが来日していて、同じようにポップアップを出していたのでまた買いました。とても可愛い。

 

おじいも踊るBaihui Radio

Harem、Pinkyと別れてKiloに連れられラジオ収録へ。ポップアップショップから1kmくらいの距離で、同じくファッションビルだった。Baihui Radioというラジオプログラムで、基本的に公開収録してるみたい。到着するとBrice Reiterがプレイしていた。

地下フロアで周りには普通にショップがあるんだけど、この一角だけ一面砂!海岸みたいだった。

不思議~

ラジオストリーミングはTwitchとかではなくて、これもWeChatで配信していた。WeChat内でほぼ完結してるのすごい……!そして、見てみると実に1,000人以上の人が視聴していてそれにも驚いた。

ところですごい上海っぽいな~と思ったのが、ビルのあらゆる所でお客さんがみんな写真を撮ってること。自撮りだったり彼氏や友達に撮ってもらっていたり。そして、みんなポージングが上手くてフォトジェニック……。InstagramTikTokで見かけるような中華美女も普通に無加工で存在してる。これが、都会……!とトイレに向かうなか思った陰キャであった。

そんなフォトジェニックなファッションビルにケイトくんのDJが鳴り響いてるのがなんか面白くてムービーを撮りながらブースに戻ったところ、普段のクラブではあまり見かけないような光景が広がっていた。

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おじいちゃんと赤ちゃんがブースで踊ってた。めっちゃ可愛い……。クラブじゃなくてオープンスペースだからこそですね。おじいちゃんはベビーがかわいいかわいいだしベビーはDJ卓に興味津々だしで、終始笑顔でハートフルだった。

そんな感じで配信終了!

モロさんは仕事のためここで帰国。小走りで空港へ向かっていった。(ちなみに地下鉄も荷物検査がありました……)

残ったメンツで上海一の観光地・外灘に行き、かの有名なビル群を見ながらビールを飲んだり記念写真撮ってもらったりした。

ネムーンぽい

 

上海のクラブ事情(ALL、Heim)

中国4日目で実はかなり疲れていた。ホテルに戻って仮眠したらそのまま朝まで寝たくなったけど、Briceがこの日のALLに出演するということで気合で遊びに行くことに。ホテルの2軒隣だったし。

ALL!

ALLはエクスペリメンタルなクラブシーンでよく名前を聞いていたし、コロナ禍で経営が傾いた時もドネーションをして、リターン品のTシャツも持っているので結構気になるべニューだった。訪れたのは今回が初めて。(今はオーナーが代わった?らしいですが)

avyss-magazine.com

この日はラウンジだけのまったりパーティだったのでメインフロアは見られなかったのがちょっと残念。でもラウンジもすごーく洒落てた。

バーカン

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BriceはSinjin Hawke&Zora Jonesの曲もかけていて、SinjinとZora大好きな私はテンションが上がるなど……。

ここでケイトくんの友人であるプロモーターのYvonneとも合流。ALLをいったん抜けて、近隣のスポットを案内してくれた。

上海のクラバー達が集うバー。みんな店先の椅子に座ってカラオケとかしてた。

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昼にも前を通った箱・Heim。先週来日してたTEKLIFEのTasoが上海でプレイしてた箱がHeimだったみたいですね!この日はソウル・ディスコのパーティだった。

SYSTEM・ALL・Heimは全部歩いて1kmくらい?で徒歩圏内なんだけど、それぞれカラーが違って面白かった。見た限りだと、SYSTEMは渋谷WWW、Heimは中目黒Solfaって感じかな。ALLはラウンジパーティだったのでよくわからず。でもSYSTEMとHeimは明確に違っていて、お客さんの服装もSYSTEMはゴリゴリY2Kで、Heimはスケータールック。それが徒歩圏内で共存しているのがなんかよかった。

北京はクラブをやっていくのが大変という話だったけど、上海は中国最大の都市だけあってクラブ人口がとても多く、ジャンルも多岐に渡っている印象だった。さすがSVBKVLTの街……。SVBKVLTも今はスムーズな海外活動のために中国を出たという話ではありますが。

Yvonneは数多くの海外アーティストを上海に招聘しているのでビザにも詳しかった。私達が「上海から深圳に行って、一晩香港に寄ってから深圳にまた戻って帰国するんだ~」と言うと「それ大丈夫なの?」と一言。なんでも、私たちが取得したビザはシングルビザでマルチプルビザではないので、一度中国を出国して香港に出てしまうと今のビザはもう使えなくなる。だから、香港から中国(深圳)に戻ってこれないのでは、とのこと。んんん???穏やかに進行していた旅に暗雲が立ち込める……。なんとも不穏な空気だけど、今日はこれで終わり。

 

続きます。

中国・香港ツアー記録③ 空港みたいな高速鉄道~上海SYSTEM

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7/22 空港みたいな高速鉄道

Zhao Daiでのパーティを終えてホテルに戻り、3人で1時間だけ仮眠。その後HPゼロ状態でよくわからないまま高速鉄道の北京駅へ向かった。数十分タクシーに揺られて見えてきたのは、空港ちゃうんか……?と思うほどどでかい建物。タクシーの運ちゃん間違っとんちゃうか?と思ったけど、合ってるらしい。構内へ入るのにも空港の保安検査場みたいにセキュリティチェックが必要だった。空港やん。

空港やろ

上海行きのチケットは事前に手配済みだった。購入情報はパスポートや中国の身分証明書と紐づけられている?から電子チケットでいけるらしいけど、何もかも初めてで不安な海外旅行客なので、カウンターで紙チケットに引き換え。そもそも私はこの時眠すぎて朦朧としていた。ケイトくんが力を振り絞って窓口へ。

疲労困憊のケイト

紙チケットをゲットした後は、搭乗口に並んでゲートが開くのを待つ。出発時刻間際にゲートが開くので、係員にパスポートを見せて通してもらう。現地の人たちは中国の身分証カードをゲートにピッとかざして入っていた。ゲートの先にあるエスカレーターで下に下ると、晴れてプラットフォームへたどり着けるという流れ。空港やん!

無事乗り込んだところ。みんなスッピンだネ……

北京から上海までは約1,100km?らしい。この高速鉄道で実に4時間半!すごい距離です。前の席には赤ちゃん連れのファミリーが座っていて、赤ちゃんが何度もアンパンマンのマーチを歌っててかわいかった。中国はやっぱり日本と少し違って、電車内でもスマホで動画見る人は見るし、整列を守るというよりは隙間さえあればグイグイ行く合理的な雰囲気があるけど、まあなんか大らかな気持ちになれていい感じ。

これが乗車券だ

かくして上海に到着。ホテルは日本のオルタナティブ・クラブシーンでも有名なALLの隣の隣だった。

奥のビルの2FがALL。ここにもバッテリースタンドある!(右端)

ホテル付近の交差点。右奥にいる黄色いうさぎのヘルメットは、中国版Uber Eats「美団」のドライバー。沢山いた

そういえば、ホテルにはこんなロボットもいた。出前の配膳ロボット。ロビーにいるこのロボットにドライバーが食品を預けると、自分でエレベーターに乗って客が待つ部屋に届けてくれるみたい。私たちも試してみたかったけど、中国の銀行口座がないと使えないのかはねられました。涙

 

上海SYSTEM

この日の会場・SYSTEMもALLからそう遠くない場所で、歩いて10分ほどだった。オーガナイザーのNielに連れられてサウンドチェックへ。ちなみにこの日はケイトくんとモロさんのGQOMZILLAだけ出演で、私は遊ぶだけだったのでめっちゃ気楽だった。

 

プロモーターのNielが迎えに来てくれて、SYSTEMへ。

普通のオフィスビルっぽい建物の中にあるんだけど、中に入ってみるとLEDバキバキのサイバー空間だった。

エントランス。LEDのフライヤー

入ってすぐの大きな吹き抜け空間がメインフロア。このほかに小部屋的な感じでサブフロアもあるのと、2階にはインスタレーションも多く展示されていて、かなり映えなべニューだった。メインフロアの演者背後にある黒い壁も単なる壁ではなく……後ろに回ってみるとLEDスクリーンなことがわかった。

びっしり

リハーサル後、会場近くのレストランに連れて行ってもらった。トリップアドバイザーとかに見当たらなかったけど、別店舗の情報が↓にあったので載せておきます。

retty.me

四川料理と勘違いしてたけど、湖南料理というらしい。結構辛め!美味しかった。揚げ臭豆腐も意外といけた。揚げてなかったら無理だったかもしれない。笑

 

ところで、この日の告知がInstagramで全然出てなくてちょっと不安だったんだけど、WeChatの方で告知されていたらしい。WeChatって単にチャットアプリという認識だったけど全然それだけじゃなくてブログ記事も書けるみたい。

 

おかげでGQOMZILLAの出演時はお客さんたくさん来てた。わりと若い人が多かった?印象。この時は全然気づかなかったけど、Gabber Modus OperandiIcan HaremとHaremと一緒に服を作っているPinky Gurlも来ていて、最前でめちゃくちゃ踊っていた。翌日インスタのストーリーで知った我々……。確かにヘドバンしまくって帽子を落としていた人がいたんだけど、それがPinky Gurlだったぽい。笑

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ちなみにSYSTEMの2階はこんな感じ。わくわくして写真撮りたくなるようなスポットが沢山あって、実際写真撮ってる現地の若者も結構いた。雰囲気としては渋谷WWWみたいな感じで、ちょっと気張っておしゃれして来たくなるような都会的な箱でした。

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プロモーターのNielと、GODZILLAのTシャツで揃えてたGQOMZILLA

Nielと記念写真撮ってこの日は終了。お疲れさまでした!翌日もまた上海。

 

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中国・香港ツアー記録② 観光は計画的に~電子決済大国・中国~北京Zhao Dai

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観光は計画的に

昼過ぎまでたっぷり寝てから北京観光へ出かけてみることにした。前の晩にLuxixiから教えてもらったとおり、タクシーアプリのDiDiを使ってみる。中国語だと滴滴出行ですね。というか中国の会社だったのね。知らなかった。

はじめてのタクシー配車

 

使い方は日本のタクシーアプリとほぼ同じで、迎えに来てほしい場所と行き先を指定する形。決済もAlipayと連携していてアプリ内で完結するから、タクシーに乗って目的地にたどり着いたらそのまま降りればいい。中国は日本に比べてタクシー料金が安く、この時はホテルから天安門広場まで11kmの距離を走ったんだけど36.64元=730円だった。11kmというと渋谷から阿佐ヶ谷までの距離と同じくらいで、調べたら約5,700円だと。全然違う!

 

でたどり着いたのが天安門広場

有名なあの広場をベタに見てみようとその場のノリで行ってみたものの、広場より相当手前に何やら検問?的なものがあり、みんな列をなしている。付近にはQRコードの書かれた立て看板が。

この写真の奥にあるQRコードもだし、もっと大きい立て看板もあった

嫌な予感がしつつGoogleレンズで翻訳してみると、「WeChatアプリでの事前予約が必要です」の一言……。天安門広場、その場のノリで行くもんじゃなかった。完全敗退。

はるか遠くに……

 

電子決済大国・中国

そんなに自由時間もなかったので、せめてこの辺りでごはんを食べることに。それっぽいお店に入店。

それっぽい

注文がいささか不安だったけど何も心配することはなく、テーブルに貼られているQRコードを読み込めばスマホで写真付きのメニューを見られたので雰囲気で注文できた。DiDi同様に決済まで完結。正直、楽すぎる。

初めて自分で注文できた記念

ザ・中華料理という感じの

羊肉だったか豚肉だったかとねぎの炒め物

3人だしいけるやろと思うままに頼んだらいささか頼みすぎましたが、大満足でホテルへ帰着。

なんかすごい外装だった

ところで、タクシーもレストランも何でもかんでもQR決済なので思ったのがこれ。

ホテルではたこ足配線を駆使してケイトくんと2人分のスマホ・PC・モバイルバッテリーを充電しないといけなかったから、ほんのりと不安があった。けど、中国はモバイルバッテリーのレンタルサービスがめちゃめちゃ普及しているようで、街のそこら中にバッテリースタンドがあった。日本にもChargeSPOTってあるけど、あれと同じようなバッテリースタンドが自動販売機くらいの密度で本当そこら中に。いや、自動販売機よりも沢山あったかもしれない……。

これは上海のホテルに設置してあったバッテリースタンド

ホテルでパーティの準備をした後、リハ前にLuxixiと落ち合って北京ダックのお店に連れて行ってもらった。

www.tripadvisor.jp

本場の北京ダック!めちゃ美味しかったです。北京ダックの皮を砂糖につける食べ方もポピュラーだそうで、やってみたら意外と酒のつまみにいけた。惜しむらくは、このディナーの数時間前に天安門広場でレストランに入ってしまったがために完食できなかったこと……。おなかマネジメントを完全に間違えた!

 

北京Zhao Dai

さて、この日の会場・Zhao Daiは日本食レストランが立ち並ぶビルの地下にあった。L字型のフロアで、大きさはContactのContactフロアとFoyerフロアを合わせたくらい?わりと広め。

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スピーカーはVOIDが入ってたし、CDJ3000にミキサーはV10とリッチ!

ケイトくんはPAさんに、ライブ中に卓へ登っていいか確認していた。Nyege Nyege以降、この確認作業よくやってますね。ライブの見せ方が本当に変わったなーと思う。

 

この日のタイムテーブルがこちら。
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アクトの7組中5組が我々日本勢で、お客さん来てくれるかな……?とちょっと不安だった。けど完全に杞憂で、オープンのSiswongの時点で沢山のお客さんが!ノリが良くて元気なお客さんばかりで嬉しかったです。

Siswongは我々の友人・WRACKさんの曲が好きすぎるのか、我々を意識してくれたのか、WRACKさんの曲を4曲もかけていた。ストーリーに上げたら、WRACKさん本人が「今日リリースのEPの曲」と驚いていたので、多分好きすぎるんだと思う。笑

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続いて私の出番。とてもノリの良いフロアだったのでギアの高い曲をかけたらめちゃくちゃ反応してくれて嬉しかった!赤い照明もかっこよかった。

 

その次はケイトくんとモロさんのユニット、GQOMZILLA。この時には本当に満員に!

フロアパンパンだったので基本的にずっとブースにいたんだけど、ビール買いに行こうとバーカンに行ったらSiswongが潰れて寝転がってたのでニッコリしました。

ちなみにトイレは男女で分かれていないジェンダーレストイレだった。でも人がよく通る道に面した形でトイレがある間取りで、トイレエリアのドアもなかったから、死角で何か起こるかもという不安はそんなになく、安心して使えた。

 

ケイトくんのライブは4分半撮っていた動画があったので、YouTubeに上げます。もう本当にフロアの反応が良くて……。フロアが盛り上がってるとライブもさらに輝くなあと思った。

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モロさんは160からBPMぐっと落としてAmapianoまで。

 

ケイトくんのDJで日本勢のプレイを締めくくった後、ラストのLuxixiに交代……と思いきや、Luxixiが全然ブースにやってこない。ケイトくんが膀胱的に限界を迎えつつあったんだけど、Amapianoは私持ってないしDJ代わりづらいなぁ……と思っていたらPAさんが代わってくれた。その約5分後、Luxixi登場。ショットをやりすぎて潰れていたらしい。笑

 

かなりの熱気に包まれた一夜でヘトヘトになり、最後の方はほとんどベンチで放心状態でした。ナイスパーティ!

遊びに来てくれてたDirty Kと

途中寝てたから"I miss your guys play!"と叫んでいたLuxixiと笑


このとき時刻は5時半ごろ。ホテルに戻ってゆっくり眠れる……かというと全くそうではなく、4時間後には上海行きの高速鉄道に乗らなければいけない。起きれるのか!

 

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中国・香港ツアー記録① 中国渡航準備~北京のクラブ事情

7月20日~30日で北京・上海・深圳・広州・香港の5都市を周ったので記録です。

 

オファー

夫のケイトくんに中国のオーガナイザーから出演オファーがあったのが4月?頃。1人で行くよりも、とモロさんTYO GQOMのメンバーでありケイトくんとのDJユニットGQOMZILLAとしても活動)と私を推薦してくれた。日程調整に結構な時間がかかったけど、最終的にこんなスケジュールで出演できることになりました。

 

7/21(金) KΣITO, DJ MORO, GQOMZILLA, moemiki @北京Zhao Dai

7/22(土) GQOMZILLA @上海SYSTEM

7/23(日) KΣITO, DJ MORO @上海Baihui Radio

7/26(水) KΣITO, moemiki @深圳Far Radio

7/27(木) KΣITO, moemiki @深圳Oil

7/28(金) KΣITO, moemiki @広州42 Pieces

7/29(土) KΣITO B2B moemiki @香港20α

 

中国渡航準備

今は中国への渡航にビザが必須だし(2023年7月現在)、下準備が結構、いやかなり大変だった。ビザはオンラインで取得できるイージーなものではなく有明のビザセンターへ赴かないといけないんだけど、その予約が向こう1か月びっしり埋まってて全然予約できず、そもそも中国行けないのでは?と不安になったり(F5連打でなんとか予約できました)。全員ビザ取得できたのは渡航2日前の7/18というギリギリ具合でした。危な!

 

あと、中国はキャッシュレス決済が相当進んでいると聞いていたので、日本にいる間にAlipay(支付宝)をインストール。Alipay内の外国人向けプリペイド決済サービス「Tour Card」を申し込んでおいた。

左がAlipayで、右がTour Card

ただ、結論から言うとこのTour Cardは不要だったみたい。Alipayそのものが、まさにこの7月21日から海外クレジットカード対応になったので。それまではAlipayは海外クレジットカード非対応だったから、私たちのような中国の銀行口座を持ってない人はTour Cardしか使えなかったみたいなんだけど、ちょうど良いタイミングでした。

www.jetro.go.jp

 

それから現地のネットワークではTwitter, Instagram, Googleなどが使えないので、各種SNSにアクセスできるSIMカードも忘れずに購入。これがないと生きていけません。。

 

現地での地図アプリは「高徳地図」をインストール。Googleマップは、SIMカードのおかげで使うことはできたけど、いかんせん現地での利用率が低いので情報が乏しく、使い物になりませんでした。高徳地図は全部中国語だから見づらいっちゃ見づらいけど、お店の情報はもちろん充実してるし乗換案内も問題なく使えるし良かった。

play.google.com

 

7/20 北京到着

そんなこんなで7月20日に羽田を発ち、北京到着!

北京首都国際空港

 

中国入国にはビザ以外にも手続きが必要で、「体調不良ないっすよ~」の旨をアプリもしくはWebで申告する必要があった。抗原検査も一応して陰性の写真を撮ったんだけど、それは不要になったみたい。

不要だった陰性記録

あと、指紋スキャン。すべてシステム化されていたので割とスムーズだった。

指紋スキャンの機械

日本で仕事が残っていたモロさんよりも先にケイトくんと私の2人がまず中国に入国したので、とりあえず北京のホテルへ。

早速Alipayを試してみようと繰り出したホテル付近のコンビニでの戦利品。昼間から飲むビール、ありがたい。。確かこの日はまだAlipayが使えず、Tour Cardを使った記憶。中国のコンビニは日本とあまり変わらないけど、ホットスナックが充実しててよかった。

Alipayはこの中国滞在の間で何度も何度もお世話になりました。というか、現金を全く持たなかった。北京の空港で両替しそびれたのでホテルのATMで引き出そうとしたんだけど何故か誰のカードも通らず、ちょっと心細いけどキャッシュレス決済のみで頑張るか……と思ってたんだけど、むしろ今の中国ではキャッシュレス決済以外ありえないくらいのノリみたい。クレジットカードすらコンビニで使えなかったり。現金をここ数年見たことがないという人もザラにいるらしいですね。もっと田舎のほうはわからないけれど、少なくとも自分たちが行った都市ではどんなに小さな店もキャッシュレス決済になっていて、国家レベルの推進力すご!となりました。パスポートとの紐づけが必要だったし、管理社会っすね。でも正直めちゃくちゃ便利だった。外貨ってどれがいくらかパッとわからないので……。

 

 

北京のクラブ事情

モロさんも合流した後、21日のイベントのオーガナイザーであるLuxixiとディナーへ。「羊大爷涮肉坊」という羊肉しゃぶしゃぶのお店に連れて行ってもらいました。

初対面でまだ緊張している

お盆に書いてあった"Bad Ass"でニッコリ笑顔に

火鍋っぽいお鍋だけど火鍋のスープではなく、お肉をしゃぶしゃぶしてごまだれに付けて食べるスタイル。美味しかった!めちゃくちゃてんこもりに頼んでいただき、お腹ぽんぽんに。

北京のクラブ事情についても教えてもらった。北京は首都だけど、政府との距離が近い分クラブ運営もなかなか大変だそう(すごくうろ覚えなのでざっくりとした情報……)。締め付けが強くて、ストリート的な文化活動をしづらいということなのかな。確かに大きな建造物がいっぱいで、霞が関のような印象を抱いた。沢山観光したわけではないので偏った印象かもですが……。また、クラバー人口でいうと母数があまりいないそうで、その中でも大多数がテクノ好きだそう。ベースミュージック勢は苦戦しているとのことでした。中国というと上海SVBKVLTのようにExperimentalが華開いてる印象だったけど、当たり前だが地域差があるのね。

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その後、北京のリバーサイドをビール片手に散歩。

余談だけど、中国で売ってるビールは全部500ml!350mlは皆無だった。クラフトビールショップとかだと例外的に売ってましたが、ほっとんどが500ml。いつもの350mlのノリで飲んじゃうからなかなか酔っぱらいました。。

 

この川は亮馬河というみたい。LEDのイルミネーションがすごくて、いわゆる映えスポットという感じでした。でもなんとなく散歩する人が多かったり、弾き語りライブやってる人がいたりと、川がごく身近にある感じがなんだか京都っぽいなあ~と……。良かった。

なんかフォトジェニックなところで撮影会

ここからはセブンイレブン

 

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Nyege Nyege Festival 2022記録⑪ トイレとお友達~ティラピアと初対面~次回行くときの持ち物リスト

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前回

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10/18に出演したDOMMUNEですが、好評につき期間限定でアーカイブ配信されることになりました。∈Y∋さんのロングメッセージが圧巻でした。ぜひご覧ください。

www.youtube.com

 

トイレとお友達

ウガンダ7日目。帰国前日ということで、夜までのんびりできる最後の日でした。モロさんはトイレとお友達になっていた。原因をたどると多分これ。

車の窓から屋台メシがめちゃめちゃ突っ込まれるウガンダ名物(?)を宿へ向かう道中で食らったのだけど、これを唯一食べたのがモロさんだったのだ。Nyege Nyege会場の串焼きは全然いけたのに……。食べる直前に加熱してないとあぶないね、という教訓。モロさんには正露丸をあげた。

さて、この日もフルーツたっぷりの朝食。

特に何も予定がないから、1時間くらいかけてジェンガに取り組んだりもした。

何も予定がない、言うなれば休息のチャンス!ということで、K8ちゃんと私はずっとベッドで寝ていた。むしろなんでここまでずっと遊べていたのか。その一方、我々が寝ている間にモロさん・みとこんさん・ケイトくんはカンパラ市内へ観光に繰り出していた。体力がありすぎる。

 

ティラピアと初対面

さて最後の夜、宿はごはんのリクエストが可能だった。晩ごはん何食べたい?と聞かれ、初日に食べた野菜スープ!ゴート(山羊)!ロレックス!ティラピア!と欲望をぶちまける。ロレックスというのはウガンダのローカルフードで、オムレツをチャパティでくるくる巻いたもの。ロールエッグをもじってロレックスと呼ばれるようになったらしい。Nyege Nyege会場でも売ってました。そして、ティラピアはアフリカの淡水魚。Traxmanが来日した時のこの逸話がすごく好きで、今しか食べられないのでは……!とリクエスト。

楽しみだなあ……とベッドでごろごろしていたら観光へ行っていた3人が帰ってきて、モロさんとケイトくんはVillaへ。みとこんさんは宿に残ることになり、残ったのは女性3人チーム。さらに宿のスタッフThemboの「焚火やるよ」の一言……。かくしてK8、mitokon、私のグータンヌーボが結成されたのだった。

中庭です

こんな流木の焚火、見たことありません。ThemboがジャンベBluetoothスピーカーも持ってきてくれて、猫ちゃんも一緒に大パーティ。TiktokのAmapiano Dance Tutorial動画を見ながらThemboも混ざって皆で踊ったりして、ワインを2本くらい空けた気がする。

長い

リクエストした料理たち。


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ティラピア

ゴート(山羊)

ロレックス

ウガンダ料理はどれも全部美味しかった。特に煮込み料理はお出汁が利いているというか……ふくよかで、でも日本にはあまりないような味わい。この日は完全酔っ払い状態で食べてしまい、あまり覚えてないのが悔やまれる。また食べたい。

最終的にはこうなっていた。

沈没

一方そのころモロさんとケイトくんは、Nyege NyegeのレーベルオーナーArlen宅やNyege Nyege Villaで曲を作ったりパーティしたりしていたらしい。やはりVillaという制作拠点があることが大きな意味をもっているというか、もしVillaがなかったら我々の滞在ももう少しあっさりしたものになっていたんだと思う。Festivalが終わった後カンパラ市内でどう過ごすかというのは渡航前は全くプランを考えていなくて、宿でのんびりするか現地のクラブでも行ってみる?くらいだったけど、蓋を開けてみたらVillaで沢山のアーティストと交流できた。これが多分Nyege Nyegeの目指すところなんだろうな、と身をもって体感できた気分。モロさんとケイトくんは、HAKUNA KULALAのパーカーをゲットして帰ってきた。いいなー。

ドヤ顔がすごいな

 

帰国

最終日。10時に宿をチェックアウト。Nyege Nyegeが手配してくれた車が来るはずがなかなか来ず、1時間ほど余韻タイム。Nyege Nyege会場で泥だらけになったスーツケースも洗ってくれて、最後までホスピタリティが良すぎた。人懐っこい犬と猫ともお別れ、名残惜しい。

テラスで寝てるのは……

猫ちゃん

とK8ちゃん

スタッフの3人は本当に優しかった。次回も絶対ここに泊まるね!と言って宿を後にした。


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途中お土産屋さんに立ち寄って買い物。この時点でシリング(現地通貨)がほぼなかったけど、最寄りのATMがVISAに対応しておらず下ろせないという痛恨のミス!他の皆もここでほぼシリングを使い果たして、予備のドルを貸し借りしつつ各々のお目当てをゲトり。

個人商店みたいなお土産屋さんがひしめき合っている一角

 

私はこの三本脚の椅子を買いました。モロさんは大量の仮面を買っていた。DOMMUNEの時にテーブルに並べていたこれです。

これ

最後に、ウガンダありがとうな……の気持ちで国連UNHCRへ課金。お金絡みで余談ですが、ウガンダの物価はかなり安くて、ビール1杯が2500シリング=約80円。ということは、Nyege Nyege TapesやHAKUNA KULALAのアルバムが1枚7ユーロ=1,000円強なので、音源を買うだけでかなりの応援になるのでは?と感じた。Win-Win

nyegenyegetapes.bandcamp.com

hakunakulala.bandcamp.com

エンテベ空港からの約19時間?のフライトでは、人懐っこい麻薬探知犬に引っかかったり、成田の入国検疫に引っかかって別室検査に1時間かかったりと色々あったのですが、割愛。皆無事に帰ってこれました。誰か何かしら病気になってもおかしくないと思っていたので本当によかった。

以上です。1万字くらいでまとまると思っていたのに結局3万字オーバーになってしまった……。

 

おまけ:次回行くときの持ち物リスト

おわり

Nyege Nyege Festival 2022記録⑩ 本拠地Nyege Nyege Villaへ~PAYPAL、MAIKO、KΣITOのコラボ

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本日18日19時より、TYO GQOMクルーと浅沼さんと一緒にDOMMUNEに出演します。∈Y∋さんのビデオ出演もあります。

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一応このブログに書き留めてはいるけど、出演者であるTYO GQOMの皆が出演者として何を感じたか?というのはDOMMUNEでしか語られないところが多分にあると思うので、ぜひ見てみてください。会場観覧もあります。

 

一番優雅な朝

さて、ウガンダ6日目は今回の旅で一番優雅な朝。

猫ちゃんとたわむれたり

テラスでコーヒーを飲んだり

フルーツたっぷりの朝ごはんをいただいたり

足元には猫ちゃんがいたり

優雅……

 

さらに、靴がないな?と思ったらスタッフさんが洗って干してくれていた。Nyege Nyegeで泥だらけになっていたんです。感動……。ウガンダの日差しは気持ちいいほどによく乾いた。今日本に帰って来て浴室乾燥機使ってると、本当にあの日差しが恋しくなる。

恋しい

 

本拠地Nyege Nyege Villaへ

ゆったりとした時間を過ごしてから、この日はNyege Nyege Tapes/HAKUNA KULALAの本拠地、Nyege Nyege Villaへ遊びに行きました。宿からタクシーで10分ほど。到着すると、前日ランドクルーザーを手配してくれたKevinが出迎えてくれた。

浅沼さん曰く、Nyege NyegeはFestivalだけが主軸なわけではなく、Nyege Nyege Tapes/HAKUNA KULALA(レーベル)、Nyege Nyege Festival(フェス)、そしてこのNyege Nyege Villa(滞在制作スタジオ)という三本柱でもって成り立っているらしい。Festivalで世界各国からアーティストを集め、Villaでアーティスト同士のコラボレーションを生み出し、リリースしてもらう。それをウガンダの文化・経済発展につなげるというのが狙いなのだそう。

Villaの敷地に入ると、ちょうど小学校の分校のような佇まいだった。庭にはタライや竹でセッションをしている人達。

この壁画、HAKUNA KULALAの音源を買ったことがある人はピンとくるのでは!アートワーク担当の人の絵(多分)が一面に描かれていた。

アーティストの名前がたくさん隠れている!

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1階にはスタジオが2部屋あって、廊下にはNyege Nyegeアーティストのフライヤーがそこら中に飾られていた。

2階に上がると、広々としたベランダスペースがあった。滞在用の個室もあるみたい。ベランダにはSISSO、MAIKO、ChrismanをはじめNyege Nyege Festivalで見たオールスターが。ChrismanがBluetoothスピーカーを持っていたので、皆で自作曲の聴かせあい大会になった。

右側手前がChrisman

とりわけChrismanには未発表の曲もたくさん聴かせていただき、元々好きだったこともあってかなり幸せだった。ただ、Nyege NyegeでHDDを盗まれたと言っていたけど……。日の目を見なかった曲もあったんだろうな。

この曲は、Villaで聴かせていただいてその後無事リリースされてました。ダークでかっこよすぎるぜ。

現地のフリースタイル聴ける機会もそうそうない!

MAIKOのこの曲、未発表らしいけどリリースしてほしい。動物の鳴き声満載のシンゲリ。ファイル名には"Animal"とあった。まんまやん!

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PAYPALMAIKO、KΣITOのコラボ

気づいたらすっかり夜に。DJ PAYPALがひょこっと現れて、ケイトくんに「スタジオ入ろう」と声をかけたので、ケイトくん(と私)はそのままVillaに残ることになった。

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これはVilla1階のダイニングに貼られていたスタジオ予約表。手書きで味ある。PAYPALは予約表に毎日名前が書いてあるので、ここに滞在してたっぽいですね。そういえばマイマグカップ持ってたな。

覆面プロデューサーのPAYPAL。奥には浅沼さん

ここがスタジオ。この時はPAYPALの作ったリズムパターンにケイトくんが追加で音をつけていた。奥のブラックライトのエリアが廊下で、わりと色んな人がふらっと覗きに来ていた。

MAIKOもその一人。写真撮ってるだけかなと思いきや、「ここのタイミングで叩いて!」「俺にも叩かしてや!」「ちょっとPC持ってくるわ!」と一瞬で場を自分のものにしていた。パワフル!

元々の予約時間を大幅に超え、制作は1時半くらいまで。終盤は3人黙々と作業していたので私はさすがにうつらうつらきていましたが、しかしベルリン・タンザニア・日本のコラボが実現できてしまうこの場所は大変に意義あるものだな。。と身をもって感じたのでした。

 

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