Juke/Footworkパーティオーガナイズ記録(2025/6/20 VIOLETWOMEN @ forestlimit)

もう余裕で1ヶ月経ってしまったけど、6月にJuke/Footworkのパーティを主催したので記録しておきます。

きっかけ

2024年夏、NOVO!のカトーさんに「若者の間でミニマルフットワークが流行っている」と教えてもらい俄然興味が湧く。変則ビートをちょっとしたスパイス的にとらえて他ジャンル曲とミックスして楽しんでいるとか。なんやかんやで東京Juke/Footworkコミュニティにいることの多い私だけど、観測範囲ではその動きを全然……見ない!自分が恥ずかしながらいつメンとしかつるんでいないということだし、コミュニティもベテラン勢である程度固定化しているように思う。

 

2025年3月、渋谷asiaの周年パーティ"FFF"にtomodachi100で出演。出番前に楽屋のトイレで用を足していたら、フロアからTraxmanが聴こえてきて思わず絶叫(なんでトイレにいる時って好きな曲かかりがちなん?)。ダッシュで楽屋を出るとDJブースにいたのはillequalさんだった。illequalさんはその後もTraxmanをかけ倒しており、これはtomodachi100の一番手は私がやらなあかん!としゃしゃり出てTraxman - KILL DA DJ (ft. Bobby Skillz & Sinjin Hawke)でつながせていただいた。

 

 

出番を終えてから改めてご挨拶した際に自身のフットワークmixを教えてもらい、テンションが上がって思わず「パーティやる時はお誘いさせてください!」と口走ってしまう。全然、パーティオーガナイズとか4,5年やってないのに……。完全なるノリであった。

でも、これが実際きっかけとなってパーティを考え始めた。

 

illequalさんのこのmix本当に良くて度々聴いてます↓

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2019年にパーティオーガナイズしてからそれきり6年間やってなかったのは、自分があえてやる意義はないと思っていたから*1。特に東京は平日・深夜問わずパーティであふれていて、DJとしても客としても楽しめているし、「自分じゃないと組めない座組」はあまりない。

と思っていたんだけど、FFFの翌日に新宿ドゥースラーでカトーさんの話を反芻しつつビールを飲んでいたら、「Juke/Footworkをとりまく2つの世代を遭遇させる」「Juke/Footwork好きの裾野を広げる」パーティはもしかすると私だからできる部分があるのかも……?という気がしてきた。その日DJで出演していたzene君に相談してみたところ、めちゃくちゃプッシュしてくれて、さらに彼周辺の注目の若手情報まで教えてくれた。さすが仕事ができる、THREE THE HARDWAREでは接点復活剤まで抜かりなく買う人である。アルコールも手伝ってすっかり気が大きくなり、その場でなじみの箱・forestlimitへ連絡。約4か月後の6/20(金)深夜に決まった。

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出演オファー

いわゆるベテランとユースのバランスを考えながら、説得力あるフロアをイメージしてオファーさせていただいた。最終的に確定したのは以下の方々。

illequalさん

きっかけは上に長々と書いた通り。1,2回しか会ってない人間のオファーを快諾してくれてありがとうございます……。

D.J.Fulltonoさん

紛れもなく日本のJuke/Footworkシーンの代表格であり、それでいて1つのスタイルに留まる感じもなく毎回新鮮にたまげさせられる(驚くっていうかたまげる)方。個人的にはクラブへ通うようになったきっかけの方で、2015年に自分が初めてクラブへ行ったときにDJされていてそこで初たまげを喰らったという思い入れもあり。さらにillequalさんのMixを聴いたときにフルトノさんとの親和性を感じたこともあって、イリコさん→フルトノさんの流れを見てみたい!とオファーさせていただきました。

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Pharakamiさん

同い年で仲良しということもあるし、小粋な洒落ムードを醸し出しながらも物凄い握力でフロアを掴み続けるDJスキルと安定感があるので外せないっしょ!とオファー。4時台のクロージングで特に輝きを放つ人だと思っている。

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Lord CLX (Uncle Texx)さん

10代の頃?から楽曲制作を始めていてキャリアがめちゃめちゃ長く、和製RP Booの異名を持つビートと時折混ざるナードセンスのバランスが大変かっこよくて知り合う前から純粋にファンだった。なんだけど、「知る人ぞ知る存在」になっている感じがして……もっと広く注目されるべきだ!というだいぶお節介な気持ちも込めてオファー。

Telematic Visionsさん

zene君に相談した日に同じくドゥースラーで出演していたのがテレマビさん。20年代叙情エレクトロニカなアルバムをリリースされてる印象だったんですが、Jana RushやRP Booなどがっつりシカゴのトラックかけてたのが衝撃でなかなか忘れられず、オファーさせていただきました。そしたら後から知ったんだけど、イリコさんとテレマビさん、nerdcamp.comというユニットで活動してるんですね。現場に行ってないのがモロバレ、お恥ずかしい……。でもある意味、お二人の共通項を見いだせたってことよな!と前向きにとらえる。

telematicvisions.neocities.org

moemiki × KΣITO

自分でオープンDJをやるつもりだったので、折角ならケイト君も出てよ!と夫を駆り出した。ケイト君のMPDライブを織り交ぜつつのB2B、たま〜にやってますのでピンときた方はお気軽に出演オファーください。

夫にはさらにフライヤー制作も依頼した。1回焼肉おごるという現物支給で出演含めまるっとお願いしたんだけど、私があまりにも横から口うるさく注文を付けてしまったため(パーティ名のフォントはXGのUNDEFEATEDみたいにして!とか)若干申し訳なくなり、追加でもう1回おごらせていただいた。かなりどうでもいい話だ……。きっちり仕上げてくれてかなり助かりました。

どうでもいい話ついでに、"VIOLETNUDEWOMEN"というパーティ名には特に意味があるわけではなく、初めてパーティを主催したときにThe Internetの曲から引用してそのまま使っている。Twitterにまるで向いていない文字数の長さだけど、"VNW"と略したときの文字の直線感がちょっとかっこいいな、と思っています。余談でした。

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DJ PAYPAL

ここまでで出演者は整ったと思っていたら、TEKLIFEのDJ PAYPALが来日するとの報が。しかも長期滞在するらしい?ワンチャンいけるかな……と欲が出てしまい、PAYPALと仲良しのTeddmanさんにも相談しつつオファーしてみたところ快諾!「LINEUP😭💯」って反応くれて嬉しかった。これで最後の大きなピースが嵌まった感じがあった。

Creation Japan

さらに欲をかいて、シカゴフットワーククルーのCreation Japanにも相談。Juke/Footworkはそもそもダンスありきの音楽で、シカゴフットワークとは密接な関係がある。ジュークのパーティではフロアにフットワークサークルができることも少なくなく、私はあれを見るのが大好きなので、見たことない人にも是非体験してほしいと思ったのだ。出演メンバーはYamatoさん・Shoさん・Ryoさんの3人で、1つのピークタイムになるであろうPAYPALのDJ中に踊っていただくことになった。

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タイムテーブル

タイムテーブル上もベテランとユースがうまく混ざりあうようにして、知ってるDJだけを見るのではなくて知らないDJも目撃できるような場づくりを意識した。今回は特に、大っぴらには言及してなかったけど「ベテランとユースの遭遇」が裏テーマだったので。

22:30-23:00 moemiki
23:00-23:30 moemiki × KΣITO
23:30-00:20 Telematic Visions
00:20-01:10 Lord CLX(Uncle Texx)
01:10-02:00 DJ Paypal
02:00-02:50 illequal
02:50-03:40 D.J.Fulltono
03:40-04:30 Pharakami
04:30-05:00 B2B

パーティ全体のタイムラインとしては、オープンで場慣らししてから0時頃すでにトップギア、そのまま熱量保って1時台PAYPAL&Creation Japanでひとつのピークタイム。その後どんどん深く潜っていってクローズのファラカミにバシッと締めてもらう、といったイメージ。パーティのタイムテーブル考えるのって当たり前だけどめちゃくちゃ楽しい。

 

当日

リハが5分ほど押してオープンが若干遅れたんだけど、オープンと同時に入ってきてくれた方が数人いらっしゃって嬉しかった。

 

オープンDJ終わってテレマビさんが始まるころにはだいぶフロアも埋まってきており安堵。テレマビさんにバトンタッチする際、テンパってケイトくんのフィンガードラム(手打ちだからBPMが一定じゃなくてつなぐのが難しい)でパスしちゃったんだけど、テレマビさんはそんなの物ともせずに鮮やかに4つ打ちシカゴトラックをつないでいてかっこよかった。流石です……!

転換だけでなく、全体のプレイにシカゴマナーが浸み込んでいて流石の風格でした……今これ書いている間もまたテレマビさんのプレイ見たくなっている。

 

続くLord CLX君はかなりサグい選曲で、悪~いサブベースでforestlimitが揺れていて大変よかった。この時点でだいぶフロアがパンパンになっていて、嬉しいというか驚きだった。友人たちが駆けつけてくれたのも勿論嬉しくありがたかったし、毎月ヨムキクノムのフットワーク会で顔を合わせてる面々から、マサカーで同じ空間にいるかも?な面識のない若い方々、海外のパリピの皆様まで。1つの属性に偏らないフロアになっていたのはかなり良かったなと思う。

 

PAYPALのDJ中の、Creation Japanの皆さんによるフットワークはもう見たかった光景すぎて最高でした。フロアの皆でスマホライトで照らしてね。フットワークサークルを初めて見るという人も多いように見受けられたので、それを見越したショーケース仕立てにしてくれていていた。

これきっかけでフットワークのパーティにまた足を運んでくれたり、フットワーク始めるという人がもしいたらめちゃくちゃ最高だなー!と思ってます。ちょっと偉そうで申し訳ないけど、何かのきっかけになれてたら嬉しいです。

ちなみにこの動画の最後にPAYPALがやってるハンドサインは、C(Creation)とL(TEKLIFE)。Culture!

 

ぶち上げPAYPALに続き、illequalさんも熱量そのままにサグいモードでカチ上げてくれた。Traxmanの超スタンダードもかけるしWorldwide Skippaもかける、そのバランス感が最高でした。Hudson Mohawke - Cbatのリワインドめちゃくちゃ良かったな~。と思って出番後に本人に伝えたけど、覚えてないみたいでそれもまた良かった。笑

 

どんどん夜も深くなっていき、3時台でフルトノさん。もう……エグかったし凄かったです。30秒に1回は「ウワーーーーッ!!」と叫んでいた気がする。AKIOCAMさんがプレイ動画撮っておられたので、BOOTY TUNEのYouTubeにアップされるのを心待ちにしてます。

 

最後、クローズでファラ神。私はファラ神は4時台で最も輝くという印象を持っているので、タイムテーブルを考える時も迷いなくクローズをお願いしたいと決めたんだけど、やはりド直球ジュークでカチカチに上げ倒してくれた。なんか、本当に変なビートを小粋につなぐし、フロアが何で盛り上がるかを知り尽くしている……。あと、すごい笑顔!

 

最後に30分くらいB2Bやってパーティ終わり。終盤まで残ってくれている人が結構多くて嬉しかった。精算してたまげたけど、トータル100人以上来てくださっていたみたいで……。集客がすべてでは全くない、むしろ集客数を第一目標にするのはかなり嫌いだが、当初の目標だった「Juke/Footworkをとりまく2つの世代を遭遇させる」「Juke/Footwork好きの裾野を広げる」はそこそこ達成できたのでは~と思う。forestlimitのスワさん、おたこさん、PAの中村さん、皆様ありがとうございました🙏

またJuke/Footworkのパーティ行ってみたいなという人がもしいたら、ちょうど今日告知が出てたのでこちらに行ってみるのをお勧めします。フットワークサークルも出現するかも?

 

みんなのツイート

最後に、ツイッタラーゆえエゴサしまくっていたので、皆の嬉しい反応を記念に貼っておきます。(もし転載が嫌だったら消しますのでお手数ですが教えてください~)

forestlimitのエントランスに貼ってたフライヤー 紙フライヤーって良いよね~

*1:2023年に結婚パーティの体裁でパーティ企画したけど、夫と共同だったのでノーカン