転勤について


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10月1日付で東京の部署へ異動、転勤することになった。

業務内容は変わらず広報。今まで本社直轄部門傘下で広報を担当していたのだけどここ1,2年で社内の様相もまあ変わり、企業価値を高めるコーポレートPRよりは売上へダイレクトに寄与するPR活動を期待されるようになっていた。加えて現在は東京が営業拠点の中心となっており、営業本部傘下の宣伝部門も東京にあるのでそちらへ移ったらどうかとのことだった。要するに広報機能(1人広報なので……)を東京の宣伝部門へ移管したということ。ついでにウェブマーケティングなんかにも今後片足を突っ込むことになるらしい。

異動の辞令というのは往々にして直前に下されると聞いてはいたけど私の場合も例にもれず、上司から最初の打診があったのは8月25日。入社して6年間大阪勤務でこれからもずっと大阪だろうなとタカをくくっていたところへの今回の辞令、かなりの衝撃だったのだけれども、自部署のメンバーよりも東京の宣伝部門と一緒に仕事をしているという事実があったしメディアが集中しているのも東京だし、さもありなんと。さらには本社直轄部門のお役所感に若干嫌気が差していた部分もあったので、非常ーーーに迷いつつもこれは光明かも知らんと承諾することにした。(断るという選択肢は与えられていなかった気もする)

早速来てくれ、とこの月曜〜金曜は出張ベースで東京勤務。5日間東京で働いた感触は「仕事しやすい」。いつもメールと電話でやりとりしていた相手がすぐそばにいるというのは思った以上に大きい。営業さんも同じフロアにいるので案件の進捗だったりマーケティングでの悩み事だったりがすぐ耳に入ってくる。これは良いかも。

10月から忙しくなりそうだけど期待は大きい。京都を離れることについてはまた今度。ちょっと書き切れない。

写ルンです

ノースリーブの季節も終わりか。肌寒い。

ミーハーなもので、今夏は写ルンですで色々と写真を撮りました。30周年だそうで。フィルムカメラ独特のローファイ感が良い、シャッター切ろうと思ったらネジ巻くの忘れてたっていうのも往年のあるあるな流れで。お盆にハノイへ旅行した時の街撮りはデジカメだと少し大仰で、写ルンですの心もとないほどの軽さがしっくり来た。当たり前だけど現像するまではどんな写真が撮れてるかわからないし、小学生の頃に父が買ってくれたフィルムカメラを思い出す、キヤノンのルナ。円形のふたをスライドするとレンズが現れるつくり好きだったな。話が逸れた、仕上がりは当たり外れがあるけどたまに上手く撮れているものがあって楽しい。そう、楽しいです写ルンです

 

8月10日、大阪、この世の終わりみたいな夕焼け
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8月15日、ハノイ
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7月24日、天川村
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8月7日、京都、東九条付近
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写ルンですで撮った写真はExif情報を持っていないから撮影日を細マッキーで書いてやる必要がある。そのアナログな作業が思い出をより彩る気がして、ちまちまと書く。若い頃の父が撮った若い頃の母の写真、の裏に書かれた「渚にて」みたいだ。ここには載せていないけど友人も沢山撮った、ストロボに照らされた友人達を眺めていると本当に愛しさが募る。みんな良い顔するんだ。

絶えず動きつづける


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いつからか、止まっている状態に不安を覚えるようになった。心のあり方ではなくて身体的に動いているか止まっているか。お盆にベトナムへ旅行したのですが関空から飛び立つ飛行機の中で非常に安堵したものです、ああ今移動していると。旅では飛行機新幹線バス等々の長距離移動こそが一番の楽しみかもしれない。ここではない所へ絶えず動き続けている感覚。このごろ発作的に旅の計画を立てることが多くて、でも格別行きたい所があるのかというとそこはさほど大した問題ではなく、とどのつまり移動したいのだ。アクティブだねと言われることもあるけれど停滞が怖いだけな気がする。

Chromakey Dreamcoat

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大体のことは他人じゃなくて自分が引き起こすこと、泣くのは自分に酔ってるから、過去に囚われてばかりいるのは頗る不健康、いびつでかっこ悪い日々だけど美しく生きたいよ。このあたりを心に留めて暮らしている。

朝まで飲んだ勢いで沖縄


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AM9時、「今羽田、朝まで飲んだ勢いで沖縄行ってくる」とNより連絡あり。こちとら今から仕事である。目の前に広がるのはどこまでもPCのディスプレイだけども「朝まで飲んだ勢いで沖縄」、なんて輝かしい文字列……と頭の中で何度か反芻してみたりした。

 

計画を立てるのが大好きな性分だから既に8月のスケジュールはほぼ埋まっている。だからといって、予定を入れると強迫観念に苛まれるという人の言い分が全く理解できないわけではなく、むしろ手帳を眺めて半ば憂鬱になることも多々。詳細なタイムスケジュールを決めておいて実際は全くその通りに動かないことなんかもある。というかその方が多いかも。でもいつまでも日程が確定しないとすごく気持ち悪い。先々の動き方を決めておくということに意味があるのだね。

 

だからこう、ノープランな人って一緒にいると勝手にやきもきすることもあるんだけども、自分では有り得ない行動に出たりしてそれがもうきらきらして見える。だって朝まで飲んだとしても、次の日予定入ってるもの私。「朝まで飲んだ勢いで沖縄」、いいなー。お土産話を待ってる。

 

町家に壁一面の本棚を設置した話

今の家に越してきてちょうど半年。家の中でベッドと一二を争うお気に入りスポットであるところの本棚について、どこかのタイミングで記録しておこうと思いながらもうこんなに経ってしまっていた。引越しを考え始めたのは昨年末あたりだったのだけど、当初から壁一面の本棚に憧れを抱いていたのです。発端はこちらの記事。

sasakill.blog.jp

 一目で蔵書すべてを視認できる、なんと素晴らしいことか。前後2段で収納してるとどうしても奥の本が埋もれてしまうんですよね…。

 

結論から言うとこちらの作り方をまるきり真似た。記事内で初めに紹介されている古材本棚も上下の奥行きが変わるカウンタータイプが使い勝手良さそうだし何よりすごくかっこよいのだけど、如何せん高くてお値段約30万円から。つらい。ということで本棚屋さんで切り欠き加工の本棚をセミオーダーすることにした。

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こういうの。概要は上記ブログを見てもらえば良い。

 

で、まずは蔵書の棚卸しをした。警察の押収品みたいになってるけど、10冊一山で床に並べた図。@旧居

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 山が40個できたので蔵書数は400冊。種類ごとの内訳を出して、さらにそれぞれのサイズ(高さ)と「これだけの高さがあれば余裕」と思われる棚のサイズも割り出した。

種類冊数(冊)本のサイズ(mm)棚のサイズ(mm)
漫画 300 182 250
文庫 70 148*1 200
雑誌 30 297 350

 

新居のサイズも測りながら何パターンか検討し、高さ2080mm×幅900mmで上段:270mm×4段 (奥行き200mm)、下段:360mm×2段 (奥行き400mm)の寸法に決定。本棚屋さんにラフスケッチを送ったらきれいなイメージ図にして返してくれた。感動。これを2個作ることに。f:id:harpy:20160731225353j:plainちなみにデフォルトは無垢色なのだけど、オプションで着色も頼める。私は新居の内装に合わせてブラウンにしました。自分で着色することも考えたけどなにぶんモノがでかすぎるため、プロに任せるが一番と判断。

 

オーダーしたら後は組み立てるだけ。組み立てた。

https://www.instagram.com/p/BC5mofQpJSC/

ここに蔵書をぶち込む。

https://www.instagram.com/p/BDA8hQKpJRA/

ぶち込んだ。

https://www.instagram.com/p/BDBIiQ3JJWr/

まだ全然余裕ある。

 

上下で奥行きが違うというのが非常に使い勝手が良くて、上段はスリムだから圧迫感が無いし、床から88cmのところにカウンターができるのでちょっと物を置いておける。最近はここをドレッサー代わりにして化粧するようになりました。左に見えるのはアクセサリートレイ。

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サボテンも置けます。

https://www.instagram.com/p/BFWhxGBJJWf/

 

ちなみに本棚2個で掛かったお値段はオプション・送料込みで計12万5千円。この大きさで1個6万だからかなりリーズナブルな方だと思う。将来的にもっと蔵書数が増えたら追加購入も考えている。数年後かな…。

 

本棚屋さん、おかげさまで素敵な本棚ライフを送っています。ありがとうございました。

参考資料:

清く正しい本棚の作り方

清く正しい本棚の作り方

 

 

*1:ハヤカワ文庫は156mm、新書は173mm

発光地帯


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昨日今日は今月3回目の東京出張だった。もはや東京京都間の移動に何の感慨も湧かなくなっている、2.5時間が間延びも凝縮もせず2.5時間として在るだけ。それでも金曜〜土曜の東京滞在は実りが多くて、色々な人に会えたから満足。10年来の付き合いであるHとトラック30秒のタイ産ポップスが1曲のみエンドレスリピートで掛かる歌舞伎町のタイ料理屋で海老を食べたり、タイコクラブで知り合ったUさんとScyeの展示会に行って品物が届く数ヵ月後には何をオーダーしたか忘れちゃってるんですよねとか言いつつ両畦のニットを予約したり、ムンバイ旅行から帰国したばかりのNが左足の甲を切ってしまって現地の医者に麻酔もなしでホッチキスをバチンバチンバチンバチンと4箇所留められた話を渋谷のフルーツパーラーで聞きながらフルーツサンドをつまんだり、した。

10年前、高校時代にお付き合いをしていたHと不意に再会して一度離婚した身としての結婚観を聞くなんて当時は思いもしなかったろうし、Uさんとはタイコクラブでふと目が合っただけのところから関係がきちんと確立したのも不思議、Nと定期的に2人で会ってるのもいつからそうなったのやら。人間関係って長期スパンで見るとどう転ぶかわからない。

というのを2.5時間の最後のへりで考えています。京都着。