湯たんぽは猫


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湯たんぽは猫。

 

先月あたりから、周りから湯たんぽいいよと色々話を聞いていた。気になったのでリサーチすると昔ながらのお湯入れる式からレンチン式とか充電式まであるらしくて、Amazonで検索したら本当に沢山の湯たんぽが出てきたので一旦考えるのをやめた。人をあたためるための直方体にこんなにも種類があるのかと。Amazonはその情報量ゆえに時に思考を止める。

 

で、まりえちゃんと温泉旅行に行った時にそれとなく聞いてみたところ彼女も使っているとのことで、どんなタイプの湯たんぽなのか、からどうやってお湯を沸かしているのか、まで教えてもらった。お湯の沸かし方聞くとか生活力のなさがありありと出ているな。

 

そんなこんなでHugo Froschというタートルネックな湯たんぽを購入した。帰宅した時点でやかんでお湯沸かしてお湯入れてベッドに忍ばせて、お風呂上がった後にお布団入るととてもぬくいという幸せな夜を過ごしている。

 

 ここからが本題なのだが、ベッドインしたときの湯たんぽの置き場が非常に悩ましい。足元なのか。太ももの上なのか。お腹の上なのか。

聞くところによると大きい筋肉をあたためた方が効率的に体全体をあたためられるらしく、太ももとかお尻がおすすめらしいのだけど、ずっと置きっぱなしだと落ち着かない。そもそもお尻とか、安定感は大丈夫なのか。お尻の重みで破裂したりしないのか。不安で仕方がない。

 

なので今のところの解として、太ももの上にしばらく置いたあと胸の中に抱きすくめるという方法をとっている。こうするとわかるけど、湯たんぽって結構重い。この重さとぬくさがすごく猫然としている。と言っても一番身近な猫、実家で飼っているマメは人の胸に抱かれるようなヒトフレンドリーキャットではないので想像なのだが。

 

想像上の理想形猫、それが湯たんぽである。なお寝起き時はどこかに行っています。(寝相の悪さによるもの)

マニキュアの効能


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5年間続けていたジェルネイルを2ヶ月前にやめた。

関西にいた頃はKさんという贔屓のネイリストさんがいて、希望のネイルデザインをスケッチブックに描いて持っていけば細かな筆致でパーフェクトに具現化してくれたし、高すぎないテンションで2時間喋り続けてくれるギャルだったので本当に楽しく通っていた。上京してからもしばらくKさんの所へ行っていたけど無理があって、東京のネイルサロンをジプシーしてみたものの好みのネイリストさんには終ぞ出会えず、サロンに用意されている月替わりデザインをなんとなく指定するルーティンになっていた。

そんな中ある日唐突にジムへの興味が湧いたので、ジムに入会するならもはや惰性になっているジェルネイルの出費をやめようと翌日ジェルオフ、素爪に。摩耗され続けてぺらぺらになっていた爪、自爪というよりも素爪であった。(ちなみにジムへの熱は急激に冷めたためまだ入会していません)

 

前置きが長くなったけど、そういうわけでマニキュアの生活を送っています。mother/DEPTのeriさんが単色ネイルをよくされているので真似して単色ネイルしている。ジェルネイルだと1ヶ月間替えられないけど、マニキュアならころころ替えられるので楽しい。

ginzamag.com

 

マニキュア塗るの、多分中学生以来。だいぶ不器用な方なのでムラだらけの仕上がりになるかと思いきやうまいこと均一に伸びるので化粧品業界の進化を感じる。昔はもっとどろどろになった記憶があるけど、自分が不器用すぎただけなのか。

やすりでスクエアオフに整えたり、マニキュアを塗った後にラピドライスプレーを吹きかけるのが楽しい。ラピドライスプレー、使うと使わないとでは乾く速度が全然違うの。図工の時間のような感覚。あと、整えた後の爪の断面を指でなぞるのが好き。

手間がかかるけど、こうやって手間隙かける時間が自分には必要なのだ……と思う。学生の頃、歳を重ねるたびに「末端から美しいひとになろう」とつぶやき続けていたのを思い出した。忘れてた。ようやく実践できるようになった気がする。九谷焼みたいなネイルカラーが欲しいな。

映画の沼に足を踏み入れた

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今さらながら映画にハマったみたい。少しまとまった時間があればU-NEXTかAmazonプライムを開いている。先週末は3日連続で映画館へ足を運んだ。これまで映画が嫌いだったわけじゃ決してないけど、たまに話題の新作を映画館へ観に行くくらいで、DVDを借りてまで……というのはなんとなく億劫だった。家で2時間も拘束されるのは時間が勿体ないとさえ思っていた(どうせだらだらしているのに!)。今はむしろ、途方もない制作時間と労力と愛と幾分の予算とがほんの数時間にパッケージングされた作品を享受できるって、それってすごくない、と感じる。オンデマンドサービス万歳であるし、ただひとつのことに集中できる時間の贅沢さを思えばそれだけスマホが自分のくらしにまとわりついている証明とも言えるだろう。


きっかけはパルプ・フィクション。映画好きの恋人がDVDを貸してくれたのだけど1年以上借りっぱなしで、いい加減業を煮やした彼が「一緒に観よう」と再生ボタンを押してくれたのだった。ジャケットの黒髪おかっぱ女性が二丁拳銃で大活躍するガンアクションかなとか適当に想像していたら全然違って、頭を殴られたように面白かった。映画ってこんなに面白いの!という衝撃。思わずその旨をTwitterで報告すると「今まで観ずによく生きてこれたね」「レザボアドッグスもね」「FOUR ROOMSも」とリプライが相次ぎ、私はツタヤディスカスのウォッチリスト登録マシーンと化したのであった。パルプ・フィクション事件(私にとってはもう事件)で確信したことは、「仲の良い相手に薦められた映画、間違いない」ということだった。

 

それから映画好きな友人に会うとおすすめの映画を尋ねるようになった。ブルース・ブラザーズ恋する惑星ギルバート・グレイプウルフ・オブ・ウォールストリート、わたしはロランス……やっぱり自分の好きな相手が太鼓判を押す映画は間違いなく面白くて、楽しめた。当たり前だけど人によって好みはいろいろで、ひとに薦めてもらった映画を観るとそのひとの人となりがなんとなく感じられるようにも思えて安心した。

 

今は渋谷のアップリンクで「見逃した映画特集2017」という企画をやっているので、これまた間違いないだろうと思ってせっせとチェックしているところ。おとといはお嬢さんを観て、昨日はクーリンチェ少年殺人事件(実はこれは2回目、描かれている家族のかたちがなんだかたまらないものがあって好き)を観た。キングスマンの続編も観た。恋人が絶賛していたエンドレス・ポエトリーは私にはまだ早いんじゃないかと思って二の足を踏んでいる。というわけで映画が非常に楽しいのですが、一方でとんでもない沼に足を踏み入れてしまったのでは……とも思っています。

2017年よく聴いた音楽

 

今年もう終わってしまうんですか。早くないですか。終わってしまう前に、リリース年関係なく今年のベストを挙げてみます。

 

 Arca / Arca

Arca [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (XLCDJ834)

Arca [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (XLCDJ834)

 

 多分ぶっちぎりベストがArca。実はリリース当初すぐに聴いたわけではなくて。9月頃に「Arcaが坂本龍一をリミックス」というニュースを目にしたので軽い気持ちで聴いてみたんだけど、ぞっとした。


Ryuichi Sakamoto - "async - Arca Remix" (async Remodels)

Arcaの坂本龍一へのラブレターなのかなと理解した。シリアスな愛が美しくて、恐ろしかった。これをきっかけにしてアルバムもやっと聴いたんだけど、良すぎるあまり消費したくなくて(Arcaに限ってこれはないですが)、こちらのエネルギーも持っていかれるし、頻繁には聴かないようにしてる。秘密の宝箱に押し込んで押入れの奥に隠す、みたいな聴き方。

www.youtube.com

 この人の純粋さを突き詰めたらこういう形にしかならなかったんだろうなって思っている。

 

 

 Drunk / Thundercat

Drunk

Drunk

 


Thundercat - 'Tokyo' (Official Video)

 サンダーキャットのベースがやばいことはわかりきってるけど、3枚目の今作は彼のかわゆさがすごく出たなと思う。愛猫トロンを主人公にして「みんな猫になりたいだろ」と歌う"A Fan's Mail (Tron Song Suite II)"とか「東京やべえ、アニメに全額つぎ込みてえ(イエス!)」と東京を賞賛する"Tokyo"とか、ニヤニヤを避けられない。もちろん曲自体もすっごいイイ!

https://www.instagram.com/p/BTeNcsTABrb/

Thundercat、インプロビゼーションが大半でもはや3人だけの世界だった、羨ましくさえ思った……最高のライブでした!!めちゃくちゃ前で見れてしまった#thundercat

来日公演@メトロも行きました。濃密なインプロビゼーションでひたすら3人だけの世界。ライブではかわゆいなんて言ってる余裕なく「スゲェ~~~~~~!!!!!」という感じでした。ちなみにTシャツも買ったけど黒地に赤丸のサンダーキャットロゴが絶妙にダサくて(他のは売り切れでそれしか残ってなかった)まだ外に着ていったことはない。笑

 

 

 Freetown Sound / Blood Orange

Freetown Sound

Freetown Sound

 

 www.youtube.com

2016年リリースなのか。たまたま今年のサマソニ大阪に行けることになって、でもめちゃくちゃ観たい人がいるわけでもないし…と思ってたら出会ったBlood Orange。一瞬で惹かれた!

https://www.instagram.com/p/BYAymv_gw-V/

サマソニ、全く知らなかったけど猛烈に薦められて観たBlood Orangeが最高かっこよかった。バンドセット!いなたい格好しといて歌ギター鍵盤ダンス全部できるって最高なのかな……最高って2回言ったね……#bloodorange

メロウな歌声とミドルテンポのドラムパターンにすごくひたむきさを感じる。ずっとベッドで聴いていたい一枚。 

 

 

Elements / OUTATBERO

Elements

Elements

 

 
OUTATBERO - Reduction

このエントリ自体、友達のバンドは抜きにして選んでいるんだけど、どうしても思い入れが強くて選ばざるを得ないのがこれ。大好きなバンドの6年ぶりのリリース。身内びいきを抜きにしても 本当にかっこいいのでやっと音源で聴けて嬉しい!

 

 

 0% / Percentius

Mindovermutant

Mindovermutant

 
Devil'S Cave/Rn

Devil'S Cave/Rn

  • Percentius
  • IDM / エクスペリメンタル
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 まだ全然無名らしい?フィリピンのプロデューサー。友達に教えてもらったんだけど、ジューク/フットワークをベースにしつつ知的なサウンドでかっこいい!個人的には昔に比べてヒップホップの質感がすごく好きになってきてるみたいで、なので7曲目の"Devil'S Cave/Rn"あたりからすごく好みです。

 

 

Skin / Flume

Skin

Skin

 

 youtu.be

多分去年だったらFlumeは聴かなかったんじゃないかと思う、EDMはちょっと…とか言って。今年は音楽に対するストライクゾーンが広くなった気がしていて、今だからFlumeかっこいいって思うんじゃないかなって。ヒップホップの質感が好きになってきたことも多分ベースにあるし、Arcaを経由することで、たくさんの音が層になっているような音像がいつのまにか好きになっていた。フューチャーベースへの耐性というか…好きになる素地ができていたというか。そういったことに気付けたアルバム。"Wall Fuck"が一番好きです。

 

 

EP2 / Yaeji

raingurl

raingurl

 

 
yaeji - raingurl [full audio]

 ウィスパーボイスとイケてるトラックで一瞬で好きになっちゃったYaeji。独特の浮遊感があってすごく好きです。最近ずっと聴いてる。今夜もWWWのカウントダウンで初来日するので楽しみ!良い年明けになりそう。

 

 

 The Spoils / Massive Attack

The Spoils

The Spoils

 

 このEPがとびきりすごかったというか、来日公演に行けたことが今年の大きなトピックだった。まさかBlue Linesの曲聴ける日が来るとは…。私の中で、PortisheadMassive Attackは「大好きだけど来日することはないだろう人たち」という位置づけで。来日が決まったときも「どうせキャンセルになるのでは?」とかなり懐疑的だったので、ライブ当日は本当に狐につままれたような気持ちで。奇抜なことをしてるわけじゃないのに圧倒的にかっこよくて、たまらなくなってボロボロと涙が出た。

https://www.instagram.com/p/BcCoN4-gjCe/

すごい、目の前にマッシヴアタックおった……。奇抜なことしてるわけじゃないのにずっと圧倒的にかっこいい。まさかBlue Linesの曲聴ける日が来るとは思ってなかったからいまだに信じられない。理知的に戦略的に、「私たちは皆平等になれる」と語りかけるVJもすばらしかった。やっぱりいまだに信じられない……かっこよさのあまり号泣するという経験をしました#massiveattack

The Spoilsは終演後に物販でアナログ盤を買いました。ちなみにこれが20代最後に観たライブになった。

 
 

以上です。

先生の白い嘘

 

 読み終えた。

 

からだのつくりが違うから、男の人の言う「減るもんじゃない」ことは女である自分の場合全然違った、全然磨り減っていた。タフになりたいと思っていた。男は食う側で女は食われる側。男は甲斐性でも女は不実。食う側に回ってやりたいとも思っていたけどそれもなんだか違う気がしていた。勝ち負けじゃないんだ。それを認めるのはある意味勇気の要ること、弱いとされる女の立場からしても。

OUTATBERO新作"Elements"のティザービデオに出演した

OUTATBERO新作"Elements"のティザービデオに出演しました。新作は明日、10/22発売です。

 

 

 ずっと仲良くさせてもらっていて、なんとなく家族じみた付き合いのバンド。7週間くらい前だったかフロントマンのビンゴさんに「○日の午前空いてる?」と聞かれ、うんと答えると「みきちゃんでビデオ撮るから」と。外部の人に依頼するよりも、周辺の仲間に参加してもらう形の方がしっくりくるから、というビンちゃんの考えだった。もちろん快諾。

 

ビンちゃんがライブで上京してくる10/13のWOZNIAKリリパファイナル@Circus Tokyoのタイミングで撮影。ちなみにWOZNIAKはOUTATBEROドラム星くん(id:hoshinominimal)のソロプロジェクトです。撮影もビンちゃんだったので変にこわばることもなく、夏の終わりのくせに全然終わっていない猛暑の中でメトロスタッフのFくんはいやはや男前になりましたよね、とか世間話をしながら道ばたを歩いていたらいつのまにか撮影は終わっていた。そしてちょうど1週間前、「こんな感じ」と素敵な映像になってdropboxのリンクが送られてきたのでした。

 

わたしは音楽を作る人じゃないからアルバム制作には全く携わっていないけど、こんな形で好きなバンドに関われて嬉しいです。新作早く聴きたいな。ライブが毎回かっこいいので音源も絶対かっこいいに違いないと思っています。声かけてくれたビンちゃん星くんありがとう。

 

Elements

Elements

 

 

マレーシアの旅 3/3 スコール、LRT、なまこ石鹸

3日目。

 

スーパー

 帰りのフライトが14時過ぎだったのでこの日はお土産の調達だけ。朝からスコールがすごくて(1,2日目も降ったけれど)、タクシーの運ちゃんが「こんな日は家に居ておくに限るよ」というくらいだった。とりあえずクアラルンプール駅へ。
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猫がいた。

 

 

バラマキ用のお土産を買いにスーパーへ行きたかったんだけど、クアラルンプールは朝に弱い街らしく8時から開いてるお店は周辺だと1軒のみ。幸いスコールは弱まってきてたので、歩いてNU Sentralというショッピングモール内のスーパーへ。セントラル駅直結で大きかった。スーパー以外の専門店はまだ開店前で入れなかったのだけど。

 

 

LRT

 買い物を済ませた後はパサール・スニ駅へ。セントラル駅からLRT高架鉄道)で1駅だったので乗ってみることにした。


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券売機はこんなの。(ここはセントラル駅ではなくパサール・スニ駅ですが)


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切符はコイン型。ICチップが入ってるのか、改札にピッとかざせば入れた。


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 到着。タクシーや観光バスも楽だけど、公共交通機関に乗るとその街へ少し近づけた気になっていいなと思う。


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無料巡回バスのGOKLにも何回かお世話になりました。無料ってどうなってるんだろう……。

 

ここからホテルに戻ってチェックアウト、タクシーで空港へ。フードコートで食べたペナンカレーヌードルがうまかった。
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 22時過ぎに羽田着。おつかれさまでした。

 

 

おみやげ

ごく少ないけど、なまこ石鹸とインスタントヌードルとカレールーだけ買った。あとタイガーバーム


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なまこ石鹸はマレーシアの代表的なお土産で、なんでもなまこの成分が保湿や皮膚の再生に効くのだとかなんとか。バティックの包みが可愛かったので自分用にも購入。

 
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インスタントラーメンはスーパーで大量に買った。↑は2015年世界インスタントラーメンランキングで1位に輝いたもの。 このほかにも色々。

 

 

来月にまたまとまった休みが取れそうなので、今度はロサンゼルスか台湾に行きたいなと思ってます。