焼酎蕎麦茶割りと神楽音の話
ホワイト企業の恩恵を受け12日間の夏休みが昨日から始まったので、初日は近所に住む友人たちとの飲み会に捧げた。MちゃんMくんMさん(全員イニシャル一緒じゃないか)、今まで何回も会っていたけどご近所さんだとわかったのはつい最近のことで、先月からコンスタントに集まっては飲み散らかしている。
いつもお決まりの店が待ち合わせ場所だったり終着駅だったり、どちらにせよ絶対立ち寄っていて、私は焼酎の蕎麦茶割りを延々飲んでいます。昨日はHくんも一緒で5人で、恐らく実現しないだろう金沢行きの計画で盛り上がったり(盛り上がることが重要なのだ)James Blakeのレーベル名が皆出てこなくてダイナソージュニアで大体通じ合ったりした。解散して寝て起きた朝はすっかり忘れてるけど、じわじわと思い出してニヤリとするの楽しいですよね。
「そこへ行けば大体仲間に会える場所」とか「いつでも待ち受けてくれる場所」というのはありがたいもので、神楽音というライブスペースも5月にオープンして以来ちょこちょこと足を運んでいる。
前にしほちゃんと話していたとき神楽音の話題になったんだけど、「神楽音はメトロっぽさを感じる」と言うとしほちゃんは難波ロケッツだと。2人とも感じていることは同じで、それぞれにとってのホームの箱と同じ空気があるよねという意味なのだった。
知り合いのアーティストが多く出演しているのもあるし、アットホームな空気感があるからついふらっと行ってしまって平日でもつい終電を逃してしまうのだった。居心地がよいのだ。ただ、チャリで帰れてたメトロとは違ってずいぶん距離が離れているので、タクシー代がなかなかの痛手なのだった。
そんなこともあって、こちらでの生活もホームだと思えてきている。引っ越して10ヶ月経ってようやく!
最近読んだ漫画
しばらく書いてなかった。最近は漫画ばっかり読んでいたので、読んだ中で特に好きだった漫画を挙げます。
バイオレンスアクション(2) / 浅井蓮次,沢田新
バイオレンスアクション(2) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浅井蓮次,沢田新
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やわらかスピリッツの更新を毎週楽しみにしてる、今一番夢中になってる作品。バイオレンスなアクションだけどみなまで言わないのが良くて、暴力描写はたくさんあるけれど、それよりも日々の暮らしにともるささやかな灯りのような他愛のない幸せがぽつりぽつりと描かれている。ケイちゃんはなんでこんな表情ができてしまうんだろうって毎回思う。沢田新=室井大資先生、好きです。
犬の鳴きマネしたら許してやるよ。のシーン。フカの表情とだりあの表情に、描かれてないいろいろを思った
— moemiki (@harpy_1203) 2017年7月13日
お前に支配されてた私はなんなんだよ、みたいな感じなのかな
— moemiki (@harpy_1203) 2017年7月13日
(小林銅蟲先生「めしにしましょう(3)」より)
ルポルタージュ(1) / 売野機子
【Amazon.co.jp限定】ルポルタージュ (1) (特典:描き下ろしイラスト データ配信) (バーズコミックス)
- 作者: 売野機子
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「MAMA」が好きだったから思わず手に取った。恋愛がマイノリティになった近未来の日本が舞台。出逢った瞬間から突き動かされる、せっかく奥にしまい込んでいたのに心の鎧がはがれていく、瞳がゆらゆらと揺れる――そんな聖の様子が後輩である江野沢の視点から観測される。葉の視点から観測される。気づけば読んでいる自分も観測者になっている。夜のムードが好き。
売野機子「ルポルタージュ」すごく良い、恋愛がマイノリティになった近未来の日本でテロ事件を引き金に主人公・聖が恋に落ちていく話。しまい込んでいた熱が融けるような聖の瞳が印象的……ひんやりとした間の感覚も独特で好き。装丁もすごく綺麗だhttps://t.co/R1u8ZmQwUi pic.twitter.com/hV1k2b4WdE
— moemiki (@harpy_1203) 2017年7月22日
キューティーミューティー(2) / さやわか,ふみふみこ
qtμt キューティーミューティー 2巻【デジタル版限定特典付き】 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
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かわいい女の子達がこぞってひどい目に遭うのを見てああつらいつらいって言いながら興奮する。そんなところも含めてつらい。
ローティーンの女の子のがんばろうってまっすぐな気持ちがことごとく性的に搾取されるエッチい漫画読んでる。キューティーミューティー(試し読みできるよ!)https://t.co/gw0Sn4FQYd pic.twitter.com/9ZRKqSPyDF
— moemiki (@harpy_1203) 2017年5月28日
何がいいもので何がわるものなのかわからなくなるキューティーミューティー、なんで那涙は死にたがってんのかなとか手紙の意図はなんなのかなとか考えると全部不穏だー!不穏だっ……!
— moemiki (@harpy_1203) 2017年5月28日
以上です。
2017.5.27 OUTATBERO@Shimokitazawa SOUND CRUISING 見た
数年来の付き合いで仲良くさせてもらってるOUTATBEROという京都のバンドが下北沢サウンドクルージングに出演するというので遊びに行ってきたらめっちゃよかった。今まで数十回見た中で一番じゃないかってくらいかっこよかった。
OUTATBERO- Up On Somewhere-@Shinjuku MARZ 2016.06.19
当初26:30の出番だったのが50分押し、60分押し、90分押しで最終100分も押してもう30時って夜の最深部というか朝やで。という時間になっていたのと、直前に演ったMASS OF THE FERMENTING DREGSの余韻もあって*1。荒ぶっていた。
整った音の形、ピリッとしたムードはそのままに獰猛さのつまみだけを正方向へ思いっきり回したようなライブだった。かましてた。閑寂な沼みたいな曲があるんだけどギターがもうがなりたてているようで、ほんとにそうだ、全くだ、と思った。マスドレ終わった後の転換で結構お客さんが捌けていってたんだけど、ベロの終盤で気付いたらまた人いっぱいになってた。
身内だけで盛り上がるのは寒いしあまり音の詳しいこともわからないので普段はあまり突っ込んで言わないのだけど、本当かっこいいライブバンドだと思う。次は6月10日、神楽坂の神楽音で。
窓にカーテンを付けるか付けないか
今の部屋に越してきて半年以上経つのにいまだに迷っている。や、多分付けないと思う。カーテン。
入居当初はブラインドを付けようと思っていたけど、天井があまりにも高くて付けるには大家さんから脚立を借りなければいけなくて、その前に採寸もやらねばだし、面倒になってやめた。額装したBlonde Redheadのポスターなどを並べて気持ち程度の目隠しにしてしのいでいる。窓の外が公道に面しているわけではなくて、マンションの中庭だからまあいいかなって。木や鉢植えがわんさか植わっていて、特に朝は木漏れ日が美しいのでこれなら多少のプライバシーを犠牲にしてもいいやって思う、毎朝思ってる。たまに庭掃除中の大家さんと目が合いそうになったりするけど、そのあたりは性善説に身を預けている。
前住んでいた町家もすりガラスに格子だけだったし、外界と地続きになっている環境はその危うさも含めてよいものがあるんじゃないか、と思う。窓一枚隔てた先に外があるリアルさ。若干言い訳がましい。
猿を食べた
2月に猿を食べた。こばやしちゃん(id:kobayashif)がTwitterで猿仲間を募っていたため興味しんしんで便乗したのだけど、これがとっても良かった。志村三丁目の酒蔵新潟というお店。こばやしちゃん・ジュンさん・るりさん・わたしの4人で。
猿を食べるってあんまり聞いたことないけどサルノコシカケはポピュラーだし、とか一瞬思ったがあれは菌類。こちらは霊長類だ。ともあれお店のレギュラーメニューとして存在するなら美味しくいただけるのだろう……と入店すると、とびだせどうぶつの森だった。
壁から
天井から
ちょっとパワーに面食らう。ご主人もかなりぶっきらぼうで「邪魔、どいて!」「注文早くして!」とどやされ、ビビる。ビビりながら猿鍋を注文。(入荷がない日もあるようだけど、こばやしちゃんがしっかり予約してくれていた)
こちらが猿鍋。臭みが全くなくて噛めば噛むほどうまみが出てくる、しっかりとしたお肉!美味しかった。変わったものを食べる時に感じるイロモノ感はなく、まっすぐに美味しかった。
ニコニコと食べ進めていると、ご主人が話しかけてくれた。伺ったところ、食材はご主人が自ら狩りに出て仕入れているそう。地元である新潟の猟友会に入っているとのことだった(余談ですがこのお店、八海山などの新潟の地酒が2合600円という破格。ここで入店時からの謎が解けた)。ジュンさんもマタギなのでマタギトークに花が咲いていた、最初の厳しさが嘘だったかのようにご主人が打ち解けてくださったのが嬉しい思い出。おいとまする時には握手までしてくれた。
生き物と食べ物の境界線はどこにあるのか、そもそもすべてが生き物ですべてが食べ物なのか。嵐山のモンキーパークは好きだけど、この日食べた猿は本当に美味しかった。屠ることをしないわたしにとって両者は明確に違う。と感じられてしまう。どちらも猿なのにね。命を目の前に差し出してもらっている身としては、それを美味しくいただくのみだ。
この日集まった人たちは皆美味しいものをしあわせに美味しく食べる人たちで、わたしはそれがしあわせだった。今週末もまた集まるので楽しみ。
フェリーについて
9連休のGWは京都→福岡→京都→実家と移動した。ずっと東京の自宅に帰ってないけど大丈夫だろか。
京都ではThundercatのライブを観たり(最高にすごかった)友人たちと昼から飲み歩いたり。そこから福岡への移動はフェリーに乗った。フェリー初体験でした。神戸から18:30出航。
全長195mの巨体ながらそのほとんどは客室と車両甲板なので、レストランやお風呂などの共用スペースは意外とこぢんまりしている。最上階からデッキに出られた。海とクレーンと夜景。
翌朝7:00までののんびりとした航海。瀬戸内海を進むからか、だだっ広い海に取り残されたような心細さはあまりなかった。朝イチで入る展望風呂がきもちよくて、窓から見えるのはただ、海。
旅の中でも移動が好きで、移動中のあれこれは比較的よく覚えているように思う。長距離バスがロマンと倦怠感、飛行機が厳密性を抱えているなら、フェリーはおおらかさだ。フェリーにまた乗りたいがためにどこかへ旅行したくなってる。
Bluetoothレシーバーをちょっと良いスピーカーと繋いだら幸せになる
去年の誕生日にレコードプレイヤーを貰った。
今回はそれに伴ってBluetoothを導入した話。
アナログオーディオが追加されたことにより我が家のオーディオ環境を配置換えしなければならなくなった。というのも、これまではデスクトップPCの両脇にプリアンプとスピーカーを置いていたのだけど、レコードプレイヤーを置くほどのスペースはなかったのだ。
プリアンプとスピーカーだけで限界。ちなみにこれ、寝転びながら使いたいのでベッドの横という位置。プリアンプとスピーカーをもっと広い場所に移動しなければならないけど、PCも一緒に……という選択肢はナシだった。
そこで買ったのが標題のBluetoothレシーバーです。前置きが長くなった。
まず、オーディオ周りを別の場所に全てまとめる。アナログオーディオはプリアンプに直接接続。
で、1つめのレシーバーをプリアンプのインに、2つめのアダプタをPCのUSB端子につなぐ。
これだけ。これでPCの音もスピーカーから出せるようになる。
全体を図にするとこんな感じ。
有線から無線にすることで音質が心配だったけど、私の耳では特に目立った劣化もない。大丈夫そう。ただ、PCでTVを見る場合は権利関係の云々で音声を飛ばせないようなので注意。
BluetoothなのでノートPCやスマホからも勿論飛ばせる。誰か遊びに来た時も楽しい。
ちなみに現在はさらにオーディオ環境が強化されてきている。誕生日はionのコンパクトなプレイヤーを貰ったのだけど、その後「家に眠ってたから」とTechnicsのSL-23とミキサーを譲り受け、その後ヤマハのサブウーファーもホワイトデーのプレゼントとしていただいた。ありがたい限りである。
今こんな感じ。
この環境でダブとか聴くとすごく楽しいのだけど誰も遊びに来てくれない。皆さん遊びに来てください……。