朝風呂のついでくらいな気持ちで仕事してる

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4月が始まったかと思えばもう終わりかけ。真夜中に散歩した代々木公園の桜が綺麗だった、桜以外特に何もなくてふらふらと缶チューハイ片手に3人で歩いた。

 

仕事が徐々に忙しくなってきて終わりが見えずつらいものがあったけど、ある日プツンときて遅刻上等、朝風呂入ってゆっくり出社したらなんだか楽になった、根詰めても深刻にはならない方がいい。その日から朝風呂続けてる。

 

業務内容としては広報も変わらず担当しつつ、販促・マーケティングの割合がかなり増えた。Love MeよりもBuy Me、いかにリード増やして案件化増やすかという活動が主軸になりつつある。この2つってニアリーイコールで、どちらも担当するようになってから広報活動でもリード獲得を意識できるようになったのは良いことだと思う。ただし逆はまだ課題。

 

友達ともなんだかんだで会えている、声かけてくれたり遊んでくれるの嬉しい。代えがたい。Sちゃんに渋谷センター街らしからぬ静かなお蕎麦屋さんに連れてってもらったり、多忙なCちゃんHくんとシュラスコ食べて深夜まで尽きることなく話したり。直接会って、その人にしかない雰囲気を感じていられる時間が好きだ。

 

色々書きたいことはあるのだけどとりあえず近況報告。

頭がわるい


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頭がわるい。脳内のメモリがかなり少ない。

 

小学生の頃読んだ初心者向けPC誌に「メモリとは作業をする時の作業台のようなものです」と書いてあったけどまさにそのようなイメージで、作業スペースが足りないから、脳内だけで思考して答えを導くことが非常に不得手。たとえば120÷5の暗算ができない。その代わり、120と5という数字を見ながらならできる。ふたつの数字を見ながら頭の中で筆算するのだ。メモリの不足分を視覚で補っている感覚。そういえば高校生の頃もテスト勉強ではひたすらノートに書いて暗記していた。アウストラロピテクス北京原人ネアンデルタール。成績は悪い方じゃなかったけど、あれはテストというものが紙とペンを使って実施する形式だったからじゃないかしら。視覚情報があると何がいいって、思考が流れないからいい。頭だけで考えていると120も5もすぐふにゃふにゃにどこかへ行ってしまう。思考する時にその対象物が目の前に書かれていれば、いつのまにか対象物が全く違うものにすり替わってしまう恐れもないし、俯瞰できるから理論の一貫性も保てる。こんなんだから己の脳だけが頼りの弁論とかまず無理。頭よくなりたいなあ。

砂壁

 

夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

 

 はじめから終わりまで泣きながら読んだ、なぜだか。

 

いま住んでいるマンションは壁がコンクリート打ちっぱなしで、気泡のような穴が大小無数に穿たれている。横たわって眺めれば、フロアライトの灯りが穴の陰影をくっきりと浮かび上がらせているのがわかる。触るとひんやりと冷たい。

 

砂壁の家に住んでいた頃、振り切ったエネルギーでもって色んな場所へ行き色んな人と会った。得るものも多かったし磨り減ることもあった。人を傷つけたこともあった。周囲からはもしかすると滑稽に映ることもあったかもしれないし、実際冷笑されたこともあった。

 

引っ越すことが決まった時、せっかく京町家に合わせて本棚を作ったのに東京には町家なんてありっこないと落胆したのだけど、意外とコンクリ壁にもこの木目調の本棚は馴染んでいる。なるようになるものだ。内装は違うのに調度は同じ、どことなく不思議な感覚で以前住んでいた家を思い出したりしてる。豪勢なシステムキッチンを見事に宝の持ち腐れにして日毎飲み歩いていたのに、今では真っ直ぐ帰って料理を作るのが日課。安定の日々。悪くない。

 

でも、滑稽なくらしでも無駄なことは一切なかったな。過去が今を規定しているから。そんなことをこの本読んで考えてた。

2016年よく聴いた音楽

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今年も色々聴きました。リリース年関係なく今年のベストを挙げてみる。

 

 Breakthrough / The Gaslamp Killer

Breakthrough [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC351)

Breakthrough [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC351)

 

 前からよく聴いていたけど今年に入ってぐっと好きになった気がするガスランプ・キラー。オリエンタルでざらざらでサイケで、ひどく生々しいのにサイバー。ええわぁ……ってなる。CDの整理してたら見つけたFlying Lotus Decade MixっていうミックスCDの影響も大きい。新譜はまだ買ったばかりで聴いてないですが。

  

Akkord / Akkord

Double Divide / Second Storey

Akkord

Akkord

 

 

Double Divide

Double Divide

 

この記事を読んでロンドンのレーベル・Houndstoothを掘っていた。中でもよく聴いたのがこの2作。ベースミュージック好きだなあと再確認したし、わたしってインダストリアルテクノとかそういうのが好きなのかも?と、好みでありながらなんとなく感じていた敷居の高さが少しなくなった気がする。あと、レーベルをある種キュレーターのように捉えるのってアリなんだなという気づきも。レーベル単位でチェックするという。そういえばBrainfeederも間違いないしなあーと。


 

Sirens / Nicolas Jaar

Sirens [輸入盤CD] (OP042CD1)_342

Sirens [輸入盤CD] (OP042CD1)_342

 

ニコラス・ジャーの良さに気づいた年でもあった。前作も持っていたし2013年のSonarでもちらっと観たはずだけどあまりピンと来なかったのが、通勤の京阪特急でなんとなく前作のColombを聴いて急に好きになった。なんだろねこれ。新譜もとても良かった。


 

99.90% / Kaytranada

99.90%

99.90%

 

 Amazonにレコメンドされて何の気なしにぽちってみた結果めちゃくちゃ聴いた。このあたりからポップスやR&Bを素直に聴くようになったと思う。それと、このアルバムをきっかけにカリエム・リギンスが気になりだしてStones Throwにつながって、その他にも色々なきっかけがあってLAシーンをきちんと意識するようになったのは大きかった。先月のStones Throw 20th Anniversaryも楽しかったです。

  Fantôme / 宇多田ヒカル

Fantôme

Fantôme

 

 最後は宇多田。やっぱり8年ぶりのリリースということ、前作に比べて音数ぐっと減ってる潔さも良いし。でも何より友達とファントーム話で盛り上がれるのがすごいと思った、ファントーム聴いた?どの曲が一番好き?って、仲良しの子とも数年ぶりに会った先輩とも。音楽の嗜好がこれだけ細分化されてるのに、中学時代と同じような会話ができちゃっている。宇多田って私たちの世代にとってもはやプラットフォームみたいな存在なのかななんて思った。ちなみにどの曲が一番好きかはまだ決めかねています。ともだちかな……。


 

次点

RORO

RORO

 

  

Nothing [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 初回生産盤のみ特殊デジパック仕様 / 国内盤] (BRC490)

Nothing [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 初回生産盤のみ特殊デジパック仕様 / 国内盤] (BRC490)

 

 

THE KILLER ( 直輸入盤・帯ライナー付 )

THE KILLER ( 直輸入盤・帯ライナー付 )

 

  

We Are King

We Are King

 

 

META

META

 

 

Yellow Magic Orchestra

Yellow Magic Orchestra

 

 

Kuiper [解説・紙ジャケ仕様 / 1000枚完全限定生産 / 国内盤] (BRE54)

Kuiper [解説・紙ジャケ仕様 / 1000枚完全限定生産 / 国内盤] (BRE54)

 

 

以上です。

誕生日のこと



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以前にもまして長距離を頻繁に移動するようになった。4週連続で関西に来ているし、来週は福岡へ行く。今も京都にいます。

 

先週の土曜日で29歳になった。年度でいうと遅い方の生まれだし自己紹介のときは「今年で〇歳」という言い方をするので、やっと追いついた感覚。感慨があるかと言えばそこまで。でも気がつくと6歳くらい年下の友達も普通にいたりして、その子たちも普通におとななので、それだけ自分の世代が少し上の層に来たということなんだなと思う。まだ全然、立派になったとは思えないけど。

 

誕生日前日はKちゃんのアパートでお祝いしてもらい(ここの部屋は相変わらず可愛らしい)、当日はTに祝ってもらった。寺町二条でごはん食べてたらスッとサプライズケーキが出てきてたまげた。レコードプレーヤーとMETAFIVEのLPをプレゼントにいただきまして、レコードの扉がついに開いてしまった。恐ろしい、いやいやとても嬉しい。

 

https://www.instagram.com/p/BNhxAIbBsOA/

 

1つ大人になったから、ひとの気持ちをもっと汲み取れるようになりたい。想像力をつけたい。 

恋人

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11月初旬ってこんな寒かったっけ。東京に越してから1ヵ月が経った、というのは今の恋人とお付き合いを始めて1ヵ月ということでもある。同時に遠距離恋愛を始めて1ヵ月。京都のひとだ。

 

春に知り合った時は予想もしなかった関係が、いま当たり前のように毎朝毎晩を支えている。そう思うと不思議な感じもする。フードトラックでキューバサンドを売りながらアメリカを横断するロードムービーを一緒に観た後、どこかでキューバサンドを食べたいね、とネットで調べると表参道のレストランでそれができることがわかったのだけど「マイアミのフードトラックと表参道の小綺麗な店じゃあまりにも肝心なことが抜け落ちてる」と断じた彼に、ああこの感覚は信じられるなあというような感情を抱いたのだった、確か。来年ロサンゼルスへ行く約束をした。

 

離れてはいるけど、お互いに東京と京都を行き来して会っている。3つ歳下でやんちゃなところも多分にありながら、地に足がついていて、次会える時までに私も頑張ろうと思わせてくれる人。背筋の伸びる日々。

京都の構造とメトロについて


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京都の家を引き払って一時的に家なき子状態。今夜は心斎橋で過ごします。

 

京都についての思い出とか、つらつらと書き連ねるつもりだったけど実際に離れる日が近づくほどにさみしさが薄れていった。友人は皆名残惜しんでくれてそれはそれは非常にありがたく嬉しく思う反面、いやまた来週戻ってくるしね、そんなね、だいじょぶやで、と。少なくとも今はそんな気分、本当に移住してしまったらまた見え方や心持ちが変わるのだろうか。

 

京都はつくりがミニマルで自転車が馴染むところがすごく好き。都市によって電車移動に最適化されているところ、車移動に最適化されているところ、色々あるけれど京都はチャリフレンドリーだなと思う。や、逆だね、街の構造に最もフィットする移動手段が自転車なのだ。あとバス。これは街の大きさや建物の高さ、移動手段の速度なんかも関わってくる気がする。自転車が馴染みますね。エリアごとに微妙なキャラクターの差異があるけどグラデーションになっていて、それもまたちょうど良い。このサイズ感のおかげで、京都という街と近しい関係になれたのかもしれない。

 

鴨川沿いの川端丸太町にはメトロというクラブがあって、わたしが大阪から京都へ越してきた理由はこの場所だった。週に1回は足を運ぶから、それなら近所に住んだ方が良かろう。ということで京都での物件探しでは「神宮丸太町駅からチャリ20分圏内(メトロは地下鉄駅の出口途中に位置している)」を第一条件としていたくらい。クラブと言いつつオルタナティブな雰囲気でわたしみたいな根暗でも臆せず入れるし不思議に人懐っこい空間、ここで本当に沢山の人と仲良くなったし、色んな音楽を知った。今instagramにアップしたメトロでの写真を数えたら79枚あった。驚異的!よく通っている場所だからというのもあるけれどこの場所の独特の空気感が好きなんだ。LOW POWER、H.R.A.R.、僕の京都を壊して、思い出深いレギュラーイベントが色々。なんだか書きすぎると野暮になる気がしてきた。まだ通いますよ。